大和但馬屋日記

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秋葉原で開催された、「Xbox360『大』感謝祭」に行つてきた。目当ては勿論「Forza Horizon」の試遊。他にも色々なゲームが出展されて、見てゐるだけで楽しかつたよ。MSが東京ゲームショウへの出展を取りやめたので、新作に触れられる貴重な機会だつた。TGSなんて要らないよね正直。見て回つた中では「RockSmith」といふタイトルがツボだつた。本物のエレキギターを弾いて遊ぶ音ゲー。買ふよ絶対に。
それはそれとして「Forza Horizon」。コントローラの列と、ハンドルコントローラの列があつたのでハンドルの方に並んだ。デモはE3で出展されてゐたものと同じの様だ。これね。

で、順番が回つてきた。設置されてゐるのは「FH」と同日発売になる、Madcatz社のレーシングコントローラ。

両方一緒くたに体験したので一緒くたの感想を。
まづ、靴を脱いで着座した。家庭用のデバイスだし、クリートのついたサイクリングシューズで踏むものではない。ペダルは価格帯の割に頑張つて、オルガン型ではなくピアノ型のジオメトリ配置になつてゐる。しかし価格帯なりの機構でしかないので、踏む感触はかなり軽い。踏み始めに「クン」と抵抗があつて、そこを抜けたら一気にベタ踏みになつてしまふ。オルガン型なら裏側に詰め物をして感触の調整ができるんだけどね。あと、本当にピアノみたいなペダルなので、特に実車の吊下げペダルに似てる訣でもない。
ハンドル部分はカッチリした作りで、クランプ一本の固定ながらガタつきなどは感じない。シーケンシャル型シフトレバーも付いてゐるが、位置的にはタクシーのシフトレバーみたいな感じだな。手を奥に伸ばして操作するのは少し変な感じ。まあ、機能的には自分で改造したこれと全く同じなので、こいつが壊れてももう代りの心配はしなくて良いかな。MS純正コントローラが絶版となつて久しいが、やうやく代替品が登場したといふことだ。

ま、次はファナテックのを買ふけどねー。
さて、ゲーム開始。すぐにポーズをかけて設定を変更する。アシストを全て切つて、クラッチ付きマニュアルシフトに。視点も車内にして走り始めれば、もうこれは「Forza」だよね。視野角が広すぎてボンネットの先端が遠いのはちよつと困つた。製品では本編同様にマルチスクリーンが出来るなら問題ないが、視野角の設定ができないと困る。KINECTによるヘッドトラッキングには非対応とアナウンスされてゐて、これはかなり困る。
運転の感覚は、大体そのまんまだと思ふ。サーキットとは異なるほぼ一本道のコースなので、タイヤのグリップ感がどうかうといふところまでは判断できないし、そこで勝負するタイトルでもないし。まともにハンドル対応してなかつた「TDU」でもなければ、パッドで遊ぶ方が楽しい「PGR」でもない。ちやんとハンドルでそれらしく走れる「Forza」派生のゲームといふことで問題ないと思ふ。描画レートは30fpsとのことだが、全くと言つていいほど気にならなかつたな。
演出的にコードマスターズの「Dirt」シリーズに似てゐる部分が多いけれど、ゲームのノリとしては「NFS:プロストリート」を思ひ出すんだよな。クラブ文化をフィーチャーしたといふのが本当なら、あの「お祭り感」を上回るものを期待したいところだ。
大体こんなところ。