移民

移民
 伊藤貫氏は、米国に居て独自に米国を観察されていますので、米国のマスコミの受け売りをしている日本のマスコミから受ける情報とは全く異なり、非常に興味が有ります。今回、西部邁との対談をYou-Tubeで見ました。

 本来の話題はトランプ氏の評価でしたが、それよりも、気になったのは、数十年先には、移民その他により、米国の人口構成が変わってしまい、白人がマイノリティーになってしまうだろうという話です。

 日本は、現在、「日米同盟を堅持し」なんて、言っていますが、数十年先に、米国の性格が変わってしまい、同盟が役に立つかどうか分からないし、消滅するかもしれません。日米が戦争するという意味でなく、自分の国は自分で守りなさいと言う意味です。

 トランプ氏は、「同盟がなくなったら、日本は核武装しても良いよ」と言うような発言していましたが、日本人としては、彼らの頭の中には、そういう選択肢もあることを認識しなければならないでしょう。
 日本のメディは、日米同盟には反対の癖に、日米同盟が消滅した場合、日本がどうするかと言うことに全く言及しないで、核武装云々の方ばかりに注意が行っていますが、日米同盟がなくなるという方には考えが言っていないようです。全く頭がおかしいですね。伊藤貫氏がおっしゃるように「パワー・ポリティック」の考え方からも、十分考える必要が有ると考えますが・・・・。

 戦前の日本に、「日米もし戦わば」なんて言う書物も発行されていましたが、一般大衆は、そういう予想は、全くしていなかったと考えます。現在の日本において、左翼の人間も、全くそんなことを考えていないでしょう。
 しかし、この先、米国は、上記のような理由だけでなく、「お国柄」として、いつ豹変してもおかしくありません。近い将来、「寝耳に水」と言うことが起こらなければよいのですが・・・・。
 そして、中国人が日本を占領しますと、チベットウイグルの実情を認識し、どんな酷いことが起こるかしっかり考えないといけません。

 因みに、伊藤氏の話によりますと1965年に移民法が変わった訳ですが、その前は年間10万〜20万人で、80%がヨーロッパからの白人でしたが、変更後は、60万〜150万人で、白人が20%以下だったそうです。その結果、1960年代85%だった白人は、2017年には60%になっているそうです。そして、テキサス、カリフォルニア州では、既に、45%〜46%が、non whiteになっています
 出生率に関しては、白人は一人亡くなっても新生児は1人生まれるだけですが、有色人種の方は、5.5人も生まれているそうです。

 従いまして、このまま推移しますと、6年〜7年しますと、若い白人たちは、学校においてマイノリティーになります。2042年には、全体の比率で50-50になり、2060年には、白人の比率は、36%前後までに低下します。恐らく、今までのアメリカとは異なったアメリカになっていることでしょう。

 ここで発生しますのは、non whiteに対する優遇措置をどう取り上げるか、White にとりましては、逆差別になりアンフェアと言うことになりますし、non white にとりましては、現実には、なお別が残っていることになるでしょう。そして、収入の少ないnon white が、お金持ちのwhiteの年金を負担することになるでしょう。

 またある速度以上で、移民が流入してきますとそのコミュニティーが崩壊してしまいますという、エリオット氏の言葉が有りますが、人種差別をしないことは大切ですが、ちゃんと棲み分けをしないと、文化・環境が消滅してしまうかも知れません。甘い言葉には、十分注意しなければなりません。

 伊藤貫氏の講演の動画が有ります。賛成しなさいとは言いませんが、このまま推移していきますと、こういう話になりますよと言う話は大切です。

伊藤貫氏(国際政治アナリスト,著述家) 「The World with President Trump」
  https://www.youtube.com/watch?v=Y_oD0ZWfWz4:title=https://www.youtube.com/watch?v=Y_oD0ZWfWz4
  https://www.youtube.com/watch?v=eu6nk0s4ltM&t=21s:title=https://www.youtube.com/watch?v=eu6nk0s4ltM&t=21s
 ちょっと長く、多少聞き取りにくいですが、ぜひともご覧ください。