Struts2のアプリをTomcat6とeclipse3で作る準備設定


つまり、Struts2のサンプルアプリblankをTomcat6とeclipse3でデバッグするまでの設定手順です。
なんで、そんな文字通り空っぽのアプリをデバッグするのか?もちろんblankをデバッグしたいんじゃなくて、blankを土台にしてデバッグしながらアプリケーションを作るためです。

Struts2のダウンロード

  1. Welcome to the Apache Struts projectの「Download Now」からソース(struts2-blank-2.0.11.war)をダウンロード。

サンプルアプリ「blank」の解凍

  1. struts2-blank-2.0.11.war」を「struts2-blank-2.0.11.zip」に拡張子変更して、解凍ツールで解凍。

Tomcat6.xのダウンロード

  1. Apache Download Mirrorsからダウンロードして、解凍。(インストーラをダウンロードしてインストールでもOK)

eclipseTomcatプラグインをインストール

  1. EclipseTotale - Sysdeo Tomcat Launcher Pluginのサイトから「tomcatPluginV321.zip」をダウンロードして解凍。
  2. 解凍してできた「com.sysdeo.eclipse.tomcat_3.2.1」フォルダをeclipseの「plugins」ディレクトリにコピーして、eclipse起動。

eclipseTomcatプラグインを設定

  1. 「ウィンドウ」→「Tomcat」→「Tomcat バージョン」で「バージョン6.x」を選択→「OK」。

サンプルアプリ「blank」をeclipseのプロジェクトとして登録

  1. 「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」→「Javaプロジェクト」→「次へ」ボタン→「プロジェクト名」に「struts2-blank-2.0.11」を入力→「外部ソースからプロジェクトを作成」で「参照」ボタンをクリックして、上記で解凍してできた「struts2-blank-2.0.11」ディレクトリを選択→「次へ」ボタン→「終了」ボタン

eclipseに作成したプロジェクトの確認

  1. パッケージエクスプローラで「struts2-blank-2.0.11」プロジェクトを右クリック→「プロパティー」で以下を確認。
  • Javaのビルド・パス」→「ソース」→「ビルド・パス上のソースフォルダー」が「struts2-blank-2.0.11/WEB-INF/src/java」になっていること。
  • Javaのビルド・パス」→「ソース」→「デフォルト出力フォルダー」が「struts2-blank-2.0.11/WEB-INF/classes」になっていること。
  • Javaのビルド・パス」→「ライブラリ」→「ビルド・パス上のJARおよびクラス・フォルダー」に以下のJARが設定されていること。

 (※2009/03/13追記:上記JAR名を書くの忘れてました。)

Tomcatの設定ファイルを配備

  1. 下記内容を「struts2-test.xml」という名前でファイルを作成し、「apache-tomcat-6.0.14/conf/Catalina/localhost/」の中に置く。※「apache-tomcat-6.0.14/conf」以下に「Catalina/localhostディレクトリがない場合は手動でディレクトリを作る。
<?xml version="1.0" encoding="Windows-31J"?>
<Context 
    docBase="C:/struts2-blank-2.0.11" 
    path="/struts2-test" 
    reloadable="true">
</Context>

Tomcatの起動

  1. eclipseの猫のボタンをクリック。

ブラウザでアクセス

  1. ブラウザで「http://localhost:8080/struts2-test/」にアクセスして、以下のように出れば成功。
  2. その他、ブラウザで「http://localhost:8080/struts2-test/example/Login.action」にもアクセスしてみる。

eclipseデバッグ

  1. ecliseでサンプルアプリ「blank」のHelloWorld.javaのexecute()メソッド内にブレークポイントを設定し、ブラウザで「http://localhost:8080/struts2-test/」にアクセスしてeclipseデバッグモードが開始されればデバッグ成功。


ということで、ここまで設定できれば、あとは、作って壊してを繰り返しながら、機能を追加していくことができそうですね。