an-pon雑記帳 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-12-13

本日読了

てっきり青山二郎がモデルかと思ってた。
骨董業界っていろんな奇人がいてわくわくいたしますね。
物語は骨董目利きの珍品堂が、贋物をつかまされたり料理屋経営しだして地方に買い付けに行ったり女につれなくされたり女将と対決したり・・・というわりとドタバタチックな筋なのですが、そこは井伏鱒二、なんとな〜く色っぽい空気が漂ってるんだよなあ。
さらに「ですます口調」の効果もあって、太平楽でほんわかした読後感でした。

白洲正子の解説がまたカッコいいの(この人実際会ったらコワイだろうけど、文章かっこいいよなー)。
「名人は危うきに遊ぶ」こんな言葉の似合う人、さて今の時代にどのくらいいるだろうか・・・
 

2018-12-08

笑福亭たま独演会


上方落語、恥ずかしながら初めてですよ〜。
京大出のインテリ噺家、春風亭たま。ユーモラスな名前に似合わずなかなかの優男、期待に胸は膨らみます。


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いやいやいや。すっごくおもしろかった!マクラの弟弟子とのやりとりなんか、サスガに現代的な知性を感じさせるね(ホンマか)。
なにやら新作も古典もイケるということらしく、季節に合わせて「芝浜」で締めくくってくれました。

思っていたよりハイトーンの口調で、表情もパフォーマンスも元気いっぱい。
TVウケもよさそう。こりゃ〜人気出るわ。
しかしですね、実は私、この“コッテコテの大阪弁”というヤツにちょっとだけ苦手意識がありまして(根っからの関西人なのに・・・近親憎悪的な何かかしらん・・・)、すっきりサッパリ小粋な江戸落語に惹かれてしまうのでありました・・・

でも彼の落語はもっともっと聴いてみたいです。
やっぱ次は繁昌亭か!
 

2018-12-06

夏の寓話

夏の寓話 (山岸凉子スペシャルセレクション)

夏の寓話 (山岸凉子スペシャルセレクション)

山岸凉子のマンガは時々無性に読みたくなる。
どちらかというと薄気味悪かったり後味がよくないものが多いにも関わらず、うん、魅力的だと思います。
できれば目をそらしたい人の悪意や業、つかみどころのない不安や焦燥を、余白の多いシンプルでキュートな独特のラインで表現する。(『化野の』みたいな感じの夢を見たことのある人っていっぱいいるのでは・・・誰もが持つ、普遍的な不安感・・・)
夢とか血縁をめぐる深層心理を、このタイトルのように「寓話」としてミステリアスな味付けを施して描いていく(あ、でも「夏の寓話」自体は直球な作品でした。笑)。

そうだ、古代もの・舞踏ものがあんまり読めていないな。ぼちぼち追っかけていこう。

鬼 (潮漫画文庫)

鬼 (潮漫画文庫)

白眼子 (潮漫画文庫)

白眼子 (潮漫画文庫)

わたしの人形は良い人形 (山岸凉子スペシャルセレクション)

わたしの人形は良い人形 (山岸凉子スペシャルセレクション)

 

2018-12-02

本日読了

すごくおもしろかった。
アヘン王国潜入記』の時も思ったけど、高野さんよく五体満足で帰ってこれてるよなー(笑)。

複雑なソマリアの氏族制度を日本中世の氏族(源平だの藤原氏だの伊達氏だの)になぞらえての説明の妙もさることながら、カラダとオカネをはった潜入取材にはただただ感服、あまりのことに乾いた笑いがもれましたよ。
本当に、大変な力作です。これからも、ぜひその調子でお願いします。

アヘン王国潜入記 (集英社文庫)

アヘン王国潜入記 (集英社文庫)

 

2018-11-26

ベルナルド・ベルトルッチ

77歳かあ・・・今の感覚だと若い。
そんなに熱心に追っかけていたわけではないけれど、映像は美しくてエロティックで、巨匠の風格がある人だった。



『ラストタンゴ・イン・パリ』はやっぱり衝撃だったよな・・・
最初に観た時はガキンチョだったので、意味もよくわからずビビってしまったものでした(笑)。


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1900年』こちらもとてもよかった。若デニーロと若ドパルデューの一騎打ち。


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ご冥福を。