勝利は努力の現われである。

しかし、勝利だけが努力の結果ではない、と。
あー、学校行事のたびにこんなこと考えてるなあ。
運動会、失礼、体育祭でした、初めての体育祭。
なんか、通常通り六団の中で三位でした。
赤、青、緑、黄、白、桃の六つの団。
ちなみに、赤団でした、と。
今日の日記でそのことを書き忘れちゃったので、ここにメモ。

 
 前を向くということ

 空模様を観察するということ
時々は忘れ物がないかを確認するということ
わらうということ
 現実をすこし知るということ
夢をみるということ
自分の立場を想像するということ
 遠くの屋上庭園を予想すること
壁に背を向け続けるということ
赤信号のときは止まるということ
 今の存在を否定しないということ
物事は多面的であるということ
 周囲に目を配るということ
本を読むということ

 下を向かないということ

とある区の区花

 鼻腔をくすぐる花の蜜
 葉桜のころの象徴のような

 午後から降り始めた雨
 水滴に乗って香る霧雨に変わる
 
 香りは伝える
 私に、なにを?
 
 祝福されて数日後
 始まった初めての日々
 
 お疲れ、頑張るね、おめでとう
 これからだ、帰宅かい、また明日
 いくつかの意味
 それらが混ざった蜜の香

 カバンのカドが揺らした枝葉
 幾分濃い、不鮮明なもの
 香り、漂って、消える

 その蜜の香の花の名を
 思い出したがもう遅い
 
 空気に消えた言葉らは
 霧雨として融けた
 
 葉桜の言葉さようなら
 またいつか会うね
 いつかまた
 
 桜が散ったそのあとで
 出会うときまで香ってる
 私の中で霧雨として

 
 
 どうでもいいんですけどね。五月入ってしまいましたよ。
たしか、入学式の二日後だったはずです。
どろどろ疲れて電車の中で、課長が出まして、ぐあー、と。
眠い中携帯にメモ入れて、二駅ほど寝過ごしました。

世間的一般常識では

 どうやら、エトピリカの所属は高校生になったようです。
美術館とか、映画館とかが値上がりしますね。
困ったなあ。まあ、親と一緒にいくことが多いので大丈夫ですが。
モネとルノワール展、行きたいです。

 チェコに行ってきました。
正確には、ウィーンとプラハとウヘルスキーブロッド。
あー、ここでプラハで止めておけばいいものを。
ウィーンと、プラハの説明は省略。
 ウヘルスキーブロッド。
チェコの南ボヘミア地方の片田舎です。
田舎でした。びっくりするほど。個人的にとても好きな村です。
 さて、コメニウスという人物がいます。
J.A.コメニウス。
宗教家であり、教育家であり、哲学者でもあったひとです。
十七世紀ごろ活躍しました。
彼の人格について私はまったく知りませんが、どうも立派な人だったようです。
主な著作は、「大教授学」、「世界図絵」
世界図絵という本は、私の愛読書でもあります。
大好きで、読書感想文にも書いたくらいです。
 ウヘルスキーブロッドという村についてでした。
その村は、コメニウスが少年時代を過ごした村なんだそうです。
チェコ行きが決定した少し前くらいから、行きたいなあと思っていました。
その村は教会がたくさん(よっつくらい)あって、ホテルが三つありました。
その上コメニウス資料館らしきものもありました。
ちょっと、立派で感動でした。現代美術や村の歴史も併設されてました。
hot chocolate
今回の旅行で一番おいしかったのは?
そう尋ねられたら、私はこう答えるでしょう。
ウヘルスキーブロッドで飲んだホットチョコレート
生クリームが乗ってて、本当にチョコを溶かしてあって、粉じゃない。
美味しかったです、うんうん。
ホテルのお姉さんも、なかなか可愛らしくて、いい感じでした。
 また来よう、そう思う村。ウヘルスキーブロッド。
車はあんまり通ってないよー。

ご報告

 三月一日は都立高校入試の合格発表だった。
私の志望校は都立だった。だから一度学校に行った。
その後、発表を見に行くよう、学校から言われたのだ。
 高校への電車の中、私としては不合格決定だと思っていた。
自己採点によると数学三十七点、英語七十七点、国語七十点。
現在通っている塾の室長によると「数学が半分以下ではさすがに…」
半分どころか、それ以下かあ。
思ったよりも気楽に、自分は不合格かなと考えていた。
 高校に着いて、校舎に入ると既に番号が掲示されていた。
前に立ち、受検票を手にして、掲示を見上げた。
するり、と自分の番号が目に入ってきた。
二回ほど確認した。自分の番号だった。
 あれれ、と少し頭が混乱した。
こういう時は、受検票を片手に番号を探して発見するのがセオリーでは?
直前までそう思っていたからだ。
それなのに、ところてんのように目に入ってきてしまった。
どうしてくれよう?
 次は大学なのだろうか、困った。
今度こそ、かの感動を感じたいと思い、報告の為に帰校した。

人間には二種類いる

エビのしっぽを食べる人間と食べない人間だ。
ちなみに自分は前者です。
現実逃避してみました。

 入試を終えました。
脱力してしまい、翌日からの学年末試験がやばそうです。
 自己採点しました。
個人的には、とても頑張りました。
私立で頑張って勉強しようと思います。
合格ライン、いってると希望的観測。
だ、だってね、作文とかの点は全部ないものとしてるからね、
ええと、ええと、多少は点になると思う。
あう…。

 これから頑張って暗記始めます。

どーんと来い。

 最近毎日言ってるような気がします。
実際、もがける時間はそう無いのですが。
塾で室長さんにプレッシャーとか大丈夫か、と尋ねられました。
話し聞いてなくて、とりあえず、みたいな感じで、どーんと来い。
 眼鏡に傷がつきました。
いつそうなったのか、見当もつきません。
最近は眼鏡にヒビだとかが減ってるので油断してたらしいです。
困った困った。

 入試が終わったら、モネとルノアール展に行きたいなあ。
本当は東山魁夷展にも行きたかったけど、今月の二十四までだから。
どうして都立入試当日に終わってしまうのかと。
行きたい美術館がありすぎて、どうしようって感じです。

推薦あたりからもやもやしてたのが、やっと形になりました。


僕はとびらを探している
毎日、ほうぼうを歩きまわる

一度は見つけかけた、そのとびら
近寄ったが、それは違った
重く、せまい 
僕の探すとびらではなかった

いつか見つけるそのとびら
きっと鍵が必要だろう
ある真夜中の公園で
僕は拾った、とびらの鍵
感情の満ちた手紙と共に

僕は探す
とびらを探す

開いたとびらを想像する
明るい光がさしこんで
桜が、夾竹桃が、椿が咲き誇っている
夢と事実があふれているであろう世界

とびらを探しに行くと
決断したこのまえ
僕の中に後悔はない
よく考えた結果だったからだ

材質はきっとクスだろう、キリかもしれない
少し重く、がっしりとしていると思う
鍵を取り出して
僕は

とびらを見つけるのだ