詩 勇気の声が平和を開く

2013年3月24日(日)更新:7
【池田名誉会長 桂冠詩人の世界 イギリス・ロンドン――にぎやかな語らい 勇気の声が平和を開く】
●対話の春が来た。わが思いを言葉にのせて、友に希望の声を届けよう。
 仏法の正義や哲学を語り抜く声は、全て「師子吼」となる。仏典では、その意義がこう説かれる。(1)偽者の正体を暴く (2)邪悪を寄せつけない (3)同志を守り、安心させる (4)内なる仏の生命を呼び覚ます (5)戦いをリードする (6)全てを自身の味方にする (7)自身と同志を高め、豊かにしていく、など――。
 声を出すことは呼吸機能を活性化し、心臓や肺の機能も高める。明るくにぎやかな語らいは、ストレスも解消し、心身の疲れを癒やす。さらに、脳を刺激し、認知症の予防にも役立つ。
 まさに対話は、自身も元気になり、相手にも勇気を送る「平和の王道」である。


●君の声を聞くと 私は勇気が出る。 君の理性 君の情熱 そして 君の使命ある 不思議な声は 多くの友だちの 新しい目を 覚まさせゆく 高貴な香りがある。
 私は 強い覚悟ができている。 心の動揺など まったくない。 猛獣が 襲いかかってきたとしても 恐れない。
 それは 並々ならぬ悔恨を 残すような 人生の総仕上げをしたくないからだ。
 絶対なる信仰者として その使命を果たすのだ。 そして 平和のために 地上を闊歩しながら 三世にわたって いかなる奸計(かんけい)にも 狡猾な攻撃にも 微動だにすることなく 崇高にして高貴な 人生の英雄として 終わりたいのだ。
 君よ 若き君よ! 君が訴え続けたい確信を 宝として 決して絶望に 負けてはならない。 覚悟ある人生であれ! 最も苦しい時が 最も嬉しい時と 決めたまえ!
 感傷的な対話など やめよう。 自信に満ちた 楽しき 愉快な 対話をするのだ。 深き信念の 哲学の言々句々で 吼えるのだ!
 (「正義の君に贈る 勝利の声!平和への闊歩」より)
   (聖教新聞 2013-03-24)