湖西を行く〜滋賀で過ごすバカンス、略してシガンス〜

先週は実家の滋賀に帰っていました。
滋賀県は北西部、地名としては北小松という場所です。
司馬遼太郎の『街道を行く』の第一巻・第一話ででてくる場所です。
ちなみに司馬さんからは「漁村」と紹介されていました。

街道をゆく (1) (朝日文芸文庫)

街道をゆく (1) (朝日文芸文庫)

今は漁業がメインの産業ではないですが、漁村と言ってもいいくらい特に何もない場所です。
しかし山と琵琶湖だけはあります。そしてその二つの間に申し訳ない程度に住居や田畑の空間があるという地形です。
世界遺産は勿論、全国的に有名な文化遺産も何もありません。
だから大規模な開発も行われず、相変わらずのどかな時間と空間が広がっているわけです。

実家から徒歩で3分ほどで湖岸に出れます。
琵琶湖はどこでも泳げるというわけではなく、水が透き通っている場所は北部を中心とした限定的な地域です。
たまたま北小松は、きれいな水に恵まれました。


並みもほとんどなく、太陽光で温められた湖面は本当にぬるま湯になっています。

潜って水中を観ると、外来種、在来種、みんなそれなりに仲良く過ごしているようです。

今年は、私の記憶の限り小学生以来と思えるくらいカラス貝が獲れました(食用じゃない。。と思います)。

一方、テナガエビが妙に少なく感じました。前はさっと潜っただけでも10匹くらい獲れたのですが、今年は結構しっかり探してこんなくらいでした。
逆に群れで泳いでいる鮎のサイズは大き目でしたね。

私は、この全国的にまったく注目される余地がない滋賀でバカンスを過ごすことに安らぎを感じます。
それを「シガンス」と名付けました、勝手に。
先週の思いでを今週、ここで紹介していこうと思います。