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VMwareへの変換でWindowsのライセンス認証が必要

Microsoft Virtual Serverの仮想サーバイメージを、VMwareServer形式に変換して利用する際、始めの起動時にWindowsのライセンス認証画面が現れる場合がある。
現れる場合と現れない場合とは、OSインストールに使われたメディアのライセンス種別が、パッケージかボリュームライセンスかといった違いだと思われる。
Windowsライセンス認証についてはマイクロソフト・ライセンス認証(1)に詳しい。
仮想サーバ形式の変更は、BIOS,ネットワークデバイスSCSI,ディスプレイデバイスなどが全部入れ替わるので、ハードウェアを特定するハッシュ値が変更されるためのようだ。
ひどいケースでは、VMwareのアップデートによって、デバイスが代わってしまい、ライセンス認証画面が出てきてしまうなどの例もあるらしい。これが運用中サーバで起こったらと、恐ろしくなる。※

Windows Server 2003 R2 ライセンス認証によると、サービスはそのまま動き続けるが、ログインを必要とするような操作が制限されるようだ。コンソールログイン、ターミナルサービス、リモートデスクトップあたりか?ユーザモードで動作するバックアップソフトなんかはまともに動くのか?謎が謎を呼ぶ。

物理サーバを仮想サーバに変換して使いたい場合、元の物理サーバにインストールされたOSがOEM版の場合、仮想サーバへの移行には別のライセンスが必要。
仮想サーバイメージを変換して使う場合、OEM版ということはないと思うので、パッケージ版かボリュームライセンス版になるのだが、両方にインストールしてどちらの形式の方が高速に動作するかを見極めて、どちらか一方を運用マシンにしたい場合は、どうすればよいのだろう?
実際、今回はそのパターンなのだが、VMwareに変換したものの、起動時に

「問題が発生したため、このコンピュータのライセンスの正確な情報を確認できませんでした。
続行するには、このWindowsのライセンス認証の手続きを
Microsoftに対して行う必要があります。今すぐ手続きを実行しますか?
コンピュータをシャットダウンするには[キャンセル]をクリックしてください。」

はい    いいえ    キャンセル

云々といわれ、ライセンス認証をインターネットでするか、電話でアクティベーションするか、シャットダウンかしか残されていない。
なんだか、キャンセル(=シャットダウン)をお勧めされているようで、ちょっと嫌な感じ。
インターネットで認証しようとしても、ネットワーク設定前の仮想サーバなので、ネットで繋げない。
電話で、わざわざ事情を説明して、認証してもらうのかー。しんどいな。
※もしかしてボリュームライセンスのライセンス取得数オーバーとかパッケージ版だったか?

■後日談
翌日、再度、仮想サーバイメージのコンバートからやり直した。結果、出来た。
経緯は下記の通り。
VirtualServer仮想サーバイメージをVMWareServer2.0形式にコンバート
 このときに、ディスク容量の調整などを行わない。(元のサイズそのまま)→ひょっとしてこれがミソかも
 ※以前は、ディスクの空き容量が心配だったので、コンバートと同時に調整(最適化?)を行った
・3日以内にライセンス認証してね!と出る
VMwareのドライバがガシガシインストールされる
・ネットワークの設定をする
・ライセンス認証のダイアログが出てくるので、お誘いにのってライセンス認証する(インターネット経由)
・一度は「ライセンスサーバに接続できません」とか出るが、再度実行すると「認証されました」というようなメッセージ。

リブートしても、認証メッセージが出ないことを確認。

※なんだったんだろうか、あれは。あれかな、仮想サーバをコンバートしてから、日数が(たぶん3日以上?)経過してしまっていたから?