童話「かきつばたになった少女」


童話「かきつばたになった少女」6


「あなたの名前は、なんていうの?」
「おらの名前は、山彦」
「山彦?じゃあ、狩が上手で、足が早いという、山
彦さんなの?」
「そうだよ。おらがその山彦さ」
山彦は、大きくうなずきました。



山彦のことは、女神さまたちの間でも、うわさにな
っていました。
霧が峰へ行くと、えものを追って走っている、足
の早い少年がいる。色は黒いけれど、とてもりりし
い少年だ」と。
かきつばたも「いつか山彦に会いたいな」と思って
いました。



かきつばたは、人間の少年を、遠くからみたことは
ありますが、話をするのは今日が初めてでした。
「色は黒いけれど、山彦さんて素敵なかたね。おと
もだちになりたいわ」
かきつばたは、心の中でそっとつぶやきました。
二人とも、今日初めて会ったのに、いつかどこかで
会ったことがあるような、とてもなつかしい気がし
ました。



「かきつばたさん、霧が峰へ何しにきたの?」
「病気のおばさまに、きすげの花をプレゼントしよ
うと思って、花をつみにきたのよ」
「かきつばたさんって、やさしいんだね」


                 つづく



童話「かきつばたになった少女」は、今年
http://www.choeisha.com/から
発行される、みほようこの四冊目の童話集・「ラ
イオンめざめる」に収録されます。



童話集「ライオンめざめる」は、「風の神様から
のおくりもの」シリーズ4。
今、本を製作中。
九月までには、本ができる予定です。

りゅうの俳句410


ブログペット「りゅう」が、わが家にやって
きて、今日で410日目。



・ 草原に 結婚したる おみなえし


・ このおばは 咲いていました お盆かも


・ あの少女 おどろいたのは 理由かな


・ あの感じ 生まれたばかり ふもとかな


・ その童話 結婚したり わが家かも


・ そのふもと うれしいですね 童話なり


・ そのお盆 うれしいですね たちどまり


・ あの先祖 おどろいたのは こんにちは


・ このおばの 輩出すれば 喜ばそ


・ その俳句 書評するのは 守屋山


・ 果物を 監修すると 俳句だね


・ あの最初 生まれたばかり 童話かな


・ 水仙を 舞っていました 少女だね


・ その最初 うわさされたし おかあさん


・ この俳句 伝わっている 童話だね


・ その童話 おどろいたのは 俳句なり


・ あのおばの 紹介すると 少女だね 


・ この俳句 お願いすると わが家だね


・ このこども 出版したり ありがとう


・ 神さまを うわさされたる おみなえし


・ その先祖 伝わっている 少女だね


・ 神様に 舞っていました 真っ白い


・ このおばを おどろいたのは すきとおる


・ この名前 伝わっている かきつばた


・ その野菜 出版したる せんぞなり


・ あのりゅうが おどろいたのは 少女かな


・ その少女 おどろいたのは ふもとなり


・ 少年や おどろいたのは たちどまり 


・ あのおばを おどろいたのは 少女かな


・ 草原に つらいだろうが わが家だね


・ 人間や 住んでいるのか 童話かな


・ そのわが家 岩波書店 守屋山


・ 新聞に 住んでいるのは 少女かも


・ 大声や 紹介したり 童話なり


・ あの少女 生まれたばかり 童話かも


・ このりゅうの 再開された 名前かも


・ その思い おどろいたのは 先祖かな


・ あのりゅうは 岩波書店 せんぞだね


・ このふしぎ 咲いていました 俳句だね