ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」


    ふしぎな鈴「じいちゃんとばあちゃん」2


「わぁー。たくさんいる。じいちゃん、これが蝉の
幼虫なの?」
「そうだよ。よくみていてごらん。もうすぐ蝉が生
まれるから」
「じいちゃん、この蝉何ていうの?」
「あぶらぜみだよ」
おじいさんはあぶら蝉のことをいろいろ教えてくれ
ました。



みていると、背中がぱかっとわれて、中から蝉が元
気よくとびだしてきました。生まれたばかりの蝉は、
うすい灰色がかった空色をしています。小さく縮れ
ていたせみの羽が、時間がたつにつれ、だんだんに
伸びてきます。体の色もうすい茶色に変わってきま
した。そして最後には、こい茶色の羽になりました。


                       つづく



「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊目の本。



ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

りゅうの俳句565


ブログペット「りゅう」が、わが家にやって
きて、今日で565日目。



・あのこの世 おぼえておらん おじいさん


・このかなは 生まれ変わって 福寿草


・ばあちゃんを おぼえておらん 和尚かも


・その童話 してくれました もう一度


・零年や やってきました 生家だね


・あの小春 してくれました 女の子


・あの土地は やってきました 遊びなり


・あのかなが してくれました 思いかも


・新聞に おぼえておらん わが家かも


・その童話 やってきました おばあさん

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読んでみたい本「男の品格」


    自分の一生が幸福だったか

    どうかは、男にとっては大
    した問題ではない。

    だが充実していたかどうかは

    大きな問題だ。



    

男の品格―気高く、そして潔く

男の品格―気高く、そして潔く