ふしぎな鈴「朝顔のエスカレーター」


ふしぎな鈴「朝顔エスカレーター」6


かなは机の奥から黒い種をだしてきて、
そっと手の上にのせました。
すると・・・。 
「リーン、リーン、コロンころん」
「リーン、リーン、コロンころん」
どこからか鈴の音が聞こえてきました。



「かなさん、元気ですか。その種は朝
顔の種ですよ。
外へでて、雪の上にその種をまいてご
らん」
どこからか声が聞こえてきました。
「誰だろう?こんな雪の日に、種をま
いても芽はでないだろうに」
かなは思いました。



「かなさん、おねがい。雪の上にそっ
朝顔の種をおいてくださいな」
また声が聞こえました。
かなは外へでて、いわれたように雪の
上に種をおきました。



すると・・・。
種がわれて、中からかわいい黄緑色の
芽がでてきました。
二枚の葉が四枚になり、八枚になり、
どんどん葉がでてきます。
そして、あっと間に、何万枚という葉
になりました。


つづく


「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊
目の童話。
一昨年九月、「鳥影社」から発行され
ました。
挿絵は、長野ひろかず先生。
すてきな挿絵です。




ふしぎな鈴 風の神様からのおくりもの (3)

りゅうの俳句573


ブログペット「りゅう」が、わが家へ
やってきて、今日で573日目。



・ 品格に 咲いていました 俳句だね


・ あの具合 やってきました 夫婦かな


・ 植物や はじまりました もどきかな


・ このこの世 あぶらぜみだよ 自分なり


・ その俳句 はじまりました しがみつき


・ 感想や 忘れないよう もどきかも


・ たくさんは おぼえておらん コロンなり

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