日本SF大賞に押井守監督の映画「イノセンス」

http://www.asahi.com/culture/update/1204/006.html

またもや賞の話題。『凹村戦争』あたりが地味に受賞するような気がしていたけど、そうか、『イノセンス』も今年の映画か。ブログツールが普及してよりこのかた、情報の「賞味期限」が急速に短くなっている気がする。『蹴りたい背中』とか『もえたん』とか「降りる自由」あたりは、2年ぐらい前の話題に思えてしまう。

叱って、マニアの子!

久米田康治育ってダーリン!!』を読む。いまとはまったく絵が異なるが、それでもやはり「久米田康治の漫画だな」と思わせる。「間違った前提にもとづいた非現実的な会話が延々と続き、ヒートアップしたところでみんながわれに返る」というパターンが、「改蔵」でも受け継がれているからだ。絵ではなく台詞回しこそが、漫画家にとっての「交換不可能な個性」なのではあるまいか。