石川県西田幾多郎記念哲学館

yso-muko2006-11-19

金沢に来るのは久しぶり。駅前は大きく変わり全く別世界になっていた。新幹線が通ることを見込んでの開発だとか。その新幹線は先送りになっているらしいが・・・
今日はあいにくの雨模様。ホテルに荷物を預けて西田幾多郎記念哲学館に向かう。安藤忠雄設計の記念館。明日は休館日なので今日早速。宇野気という駅は金沢から七尾線にのって30分ほど。しかし単線のため途中待ち合わせなどしながらのらりくらりと倍近い時間がかかってようやく到着。駅前で西田幾多郎が出迎え。

駅からタクシーで向かうと丘の上にガラス張りの箱がそびえ立っている。周辺の景色とは一線を画したその風貌。しかし建物は見慣れた安藤建築そのもの。
駐車場には沢山の乗用車が止まっている。こんなに人気の記念館?と驚いているとホールでピアノの発表会が行われていたから。案の定、記念館の見学者は自分たちだけ。
さすが安藤建築、コンクリートが綺麗にうたれている。うちの親父はコンクリートの綺麗さに驚いていた。ここでもスロープは健在。

所々の空間的な仕掛けは哲学を意識した考えさせる空間。空の庭は青空だったらキレイだろう。

入り口の面取りされたコンクリートに細かな配慮が感じられる。

中央付近の丸い吹き抜けは周りのコンクリートの質感と相まって面白い。

この曲面に沿うように図書室の本棚も弧を描く。なかなか綺麗な本棚。

しかし記念館としての展示は相変わらず。色々考えた跡は見受けられるもののやはりつまらない。どこの展示でも思うのだが作る側と見る人たちへの乖離が大きいのではないか。というより全く違った方向を見ているのではと。作る側はホントに見たい展示か?ということを自問しながら作っているのか。まぁいろんな制約はあるだろうし難しいことも多々あるだろう。でもそこんトコ間違えると客は来ないだろうし。
それにしてもここまで脚を伸ばす人はなかなか・・・

日本海のおさかな

折角金沢に来たんだから美味しいおさかなが食べたい。そう思って入った店では刺身の盛り合わせを注文。
やはり甘海老と鰤が美味い。マグロより脂ののった鰤の方が美味しく感じる。そして加賀料理とメニューにあった海鮮湯葉巻き。これは期待ほどでは・・・