シュトレン
さて,クリスチャンでもないのに,クリスマス・ネタでずいぶん引っぱってまいりましたが,いよいよ最後に。
ここ数年,クリスマスに買うケーキといえば,佐賀市・蓮池「ポム・ドール」のシュトレン(シュトーレン)。パティシエが高校時代の同級生でもあり「味見して」と戴いたのが最初。それまでは,カット面をキレイな写真でしか見たことがなく,箱もなく1本を手渡されたときは「はい?」って思ったのを覚えています。日本のクリスマス・ケーキに慣れた人なら誰しもが抱くであろう「うわぁ,地味……」という負の感動を全身にチャージされた気分(笑) なんと言ったらいいんでしょうか,巨大な白い鰹節?
しかし,これが食べてみたら,イッキに放電。数十日間,熟成したというのが嘘でないことがわかる発酵した匂い(におい)。人によっては臭い(におい)かも。中身もフルーツケーキともちょっと違うし,ましてやブドウパンでもない。
これは,いちど食べないと理解できない味です。好き嫌いもあるでしょう,外側はしっかり甘いですし。ちなみにウチの子供達は好んでは食べません。1cm弱にスライスして数日間掛けて大人だけで楽しんでます。
今年は,以前に誰かに戴いて予約にこられるお客さんもいたとか。たしかに,最初から自分で買って食べようという方は少ないのかなと思います。なんせ,巨大な白い鰹節なのだから(しつこい?)
ぼくは,試食するまで知らなかったのですが,当時から都会ではじわじわと人気が出てきてたんですね。最近では,佐賀でも気にしていると見かけるようになってきました。
何かの集まりに持っていくと喜ばれるかも知れません。「いちど食べてみたかった」という声は少なくないと思いますよ。
【追記】
コーヒーや紅茶を添えるのも美味しいですが,白ワインとも合うと思います。さっぱり系より,ふくよかなタイプが個人的にはおすすめ。
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