ネットスターのカテゴリ分類がおかしい件

先のエントリでネットスターカテゴリを調べるブックマークレットを作ったのはフィルタリングって文化戦争の一環なんだよねを見て、自分が見ているページの分類を簡単に調べる方法としてだったのでした。

上記エントリで紹介されている分類は以下。

ウェブサイト 大カテゴリ 小カテゴリ 備考
コミックマーケット公式サイトへようこそ 成人嗜好 文章による性的表現
コミックとらのあな:同人誌をはじめ萌えるアイテムが何でも揃う! アダルト 性風俗
http://picnic.to/~ami/ 主張 主張一般
バイアグラジェネリックが最安値で買える通販はここ 不法 違法と思われる行為
http://www.savemanga.com/ 主張 主張一般 8/7現在は登録削除されている

他にちょっと調べると同人誌販売店はのきなみ性風俗です。
同人誌のイベント主催サイトも怪しい分類されてそうです。

ウェブサイト 大カテゴリ 小カテゴリ 備考
赤ブーブー通信社|総合サイト 成人嗜好 娯楽誌
COMITIA 成人嗜好 文章による性的表現
【メロンブックス】同人誌通販・同人ゲームや漫画の販売購入 | メロンブックス アダルト 性風俗
K-BOOKS アダルト 性風俗
MANDARAKE アダルト 性風俗

これらの分類はネットスターがオタクに敵対しているわけではなく、単に内部にオタク文化に詳しい人がいないだけだと好意的には解釈します。風俗サイトなども法的にグレーでウェブサイトだけ見ても業界のジャーゴンに詳しくなければ分かりづらい、ピンサロやエステなどのカテゴライズに混乱が見られます。これも内部に風俗業界に詳しい人がいないからと想像します。かつてのYahooでカテゴリ分類していたサーファーのように各業界に詳しい人物がカテゴライズすればいいんでしょうが、単純にキメ細やかな分類が商品価値を上げるものでもないので難しいかもしれません。

とはいえ現実問題として、そのカテゴライズによってアーキテクチャ支配されているのは事実なので、今できることは個別に修正依頼を出すしかないわけで。あと、先の崎山さんのサイトでも触れられていたように、ウェブサイトを作る人は区分陳列のごとく規制対象コンテンツと非規制対象コンテンツをドメインまたはパスを分けて作るという新しいノウハウが必要になってくるでしょうね。

追記

ネットスターカテゴリの「性風俗」っていわゆる性的サービスを行うという意味の「風俗」とは定義が違うということに今更気付きました。

11. 性風俗 性風俗店、アダルトグッズ、アダルトビデオ、アダルトゲームソフト、ラブホテル、撮影モデルなどに関する各種の情報提供

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