あかねさす少女10話

あかねさす少女 第10話「うそつきの宴」
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 ちくわを使ったケーキとは……^^; そんな感じで10話です。

 うあ、これはなかなか(精神的に)しんどい展開でしたね。カラ元気な明日架ちゃんが見ていて痛ましい。そりゃユウちゃんも、(明日架ちゃんの)こんな姿を見たら心配になるよなぁ。つき合いも長いし10年前の事もあるしで、「カラ元気も元気」で済ますには不安な要素が多すぎる。

 それはともかく。今回は明日架ちゃんの事がなんとなく見えてくるようなお話でしたね。8話で味噌屋を継ぐことを「べつにいいんじゃ?」みたいな感想を書きましたが、今回判明した流れから想像すると、(味噌屋を継ぐというのは)どう見てもキョウちゃんの事を引きずってるが故の発言だよなぁ。どこか家族が乗り気じゃなかったのも、明日香ちゃんの「本音」が見えてこないからだったのかも。

 そういえば、少し気になって色々と見返してみたのですが、明日架ちゃんって泣いてる描写がないんですよね。今回の冒頭もだし、8話でダブルアスカが(おそらく)同じ夢を見た時も泣いていたのはシリアスカちゃんですし……これはたぶんキョウちゃんの事があってから「泣けなく」なってるんじゃないかな。うーん、明日架ちゃんは明るくて能天気だけど、その実想像以上に「歪み」を抱えているのかもですね。

 ラストは黄昏がこの世界に。そして明らかになったフードの正体。や、キョウちゃんじゃなくて明日架ちゃんだったんですね。これはミニアスカちゃんと呼べばいいのかな(笑)。黄昏の王に選ばれたとの事だけど、王はやっぱりキョウちゃん? そもそもこのミニアスカちゃんはどこから来たのか……色々と謎だらけですね。ともかく、これからどうなっていくのか、次も楽しみです。

 おまけ……「毎日のようにあの公園に行って、ただ座ってた」ユウちゃんの台詞。明日架ちゃんの行動と、それをずっと見ていたであろうユウちゃん。いや、これは想像すると切ないですね。

 おまけ2……貸し切りのお店を皆で出て行ったらまずいんじゃないかな^^;