セアカツノカメムシ.ヒメクモヘリカメムシ.トゲカメムシ.オオトゲシラホシカメムシ.トゲカメムシ.【写真日記虫】
何日も降り続いた雨がようやく上がった.渇いた舗装道路を見るのは久しぶりのように思う.
連休の終わりに,やっと出撃できる.
緑ヶ丘公園へ,正午少し前.平日なので人出はあまりない.カモの子供が寝ていたりする(右上画像).
というわけで,「カメムシ特集」.その他はすべて後日回し.
★その1.セアカツノカメムシ.初見.
とにかく青黒い.背板の前の方と,小楯板が赤みを帯びている.腹の先がハサミになって開いているので,これは♂である.大きめ(20mm弱)なのも嬉しい.
★その2.ヒメクモヘリカメムシ.
♀の上に♂がぴったり重なっているところ.この画像では分かりずらい(♂の下から少しはみ出して見えている)が,♀の下腹は大きく膨らんでいて,卵を持っていると思われる.
こちらの出現に驚いて,♂は慌てて葉の裏に回り込んだ.まだ交尾には至ってなかった模様.根性なしである.♀は平然とその場所にとどまっていたから,尚更である.
近くに♂の個体がもう2頭いた.都合♀1に♂3.♀からフェロモンのようなものが出ているのだろうか.
☆ナガメの交尾は,もう食傷気味なので画像なし.
★その3.トゲカメムシの群れ.常連さん.
襟の白いラインがよく目立つ.それはさておき,とにかく連中は沢山いる.この公園で最も支配的なカメムシである.
★その4.シラホシ系.
顔がとにかく黒い.よく見ると立派な眉毛まである.
図鑑で調べてみると,どうやらオオトゲシラホシカメムシ.肩の角(シラホシカメムシ却下)が大きめで,先が尖ってない(トゲシラホシカメムシ却下)ことから.成体は初めてなので消去法やむなし.小さい.
★その5.チャイロクチブトカメムシの捕食.
ずっぷりと刺さり込んでいる.芋虫にしてみればさぞかし痛いだろう.
まだ捕獲シーンを見たことがない.どうやって捕らえるのだろう.いきなり口吻を突き込むしかなさそうではあるが…
後は項目だけ.
蛾はフタテンヒメヨトウ(8月4日に貼り).キバラヒメアオシャク.どちらも初見.他,不明アツバ2頭.
蝶はクロヒカゲ.ウラジャノメ.近寄らせてはくれなかった.これはふたば逝き(´ー`)/〜〜の予定.
甲虫は,恐らくエゾサビカミキリ.ふたば逝き( ´∀`)/~~予定(071201貼り).赤っぽいカメノコハムシ(071202貼り).オオヒラタシデムシの交尾.
小さな蜘蛛1頭.ふたば逝き(´ー`)/~~?.
フタスジカスミカメ.ウンモンスズメ.シロシタケンモン.トビモンシロコブガ.ニャントロ星人の侵略が続く.【写真日記虫】
さて夜の部.雨は降ってないが湿度は高そう.潮の香りがまたする.道路ではオオミズアオがバタバタとひかれている.
<温泉看板>
★やっと灯火にカメムシやアワフキムシが出てくるようになった.
これはおそらく初見のフタスジカスミカメ.5mmほど.木肌の上のちょっとしたカサブタ程度の風情.2頭いた.
背中の模様の個体変異は大きいという.この画像も背中の筋が薄く,「ノノ」になっている.イネ科の植物をホストとするカメムシ.
今日1日で初見のカメを2種.まだまだこれからも出会えそうな予感.
☆不明シャチホコ*1,不明メイガ*1.未同定フォルダへ(#゚Д゚)/~~.
※ヒメトラガ,スジグロマダラメイガ.
☆セダカシャチホコ,相変わらず小さいシロオビヒメエダシャク,アシベニカギバ.モンヒトリ類沢山.ヤスジシャチホコ.
<馬場駐車場>
なんと,ここにもニャントロ星人の魔の手が! 掲示板の下でニャントロδが這いつくばって蛾を摂取中である.急いでクラクションを鳴らして追い払う.
ウンモンスズメとセダカシャチホコをとりあえず救出.(画像はスズメのみ)
☆オオバトガリバ,クロシタアオイラガ.立派なオサムシ(エゾカタビロオサムシ)..彼らもニャントロの危機にさらされている.
★大きなケンモンヤガ.シロシタケンモンである.
わたしの左手人差し指は,指先から第1関節まで25mm丁度であるから,前翅長は30mm弱か.大きい蛾はやはり撮って見映えがする.
★ずいぶん図鑑で調べて,おそらくトビモンシロコブガ.
前翅長は10mmほど.図鑑の写真やネット画像では,亜外横線(翅のきわの横線)が強く出ているが,この個体は痕跡程度なので茶色/白にはっきり分かれて見える.
わたしが帰った後,ニャントロ星人δがまた出てくるに違いない.どうか天罰が当たりますように.