ちょうごうきん。〜こども心を忘れられず散財する〜

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HP-A8でDSD再生

いまさらですが,告白します。


実はちょっと前に(だいぶ前とも言いますが),国産ヘッドフォンアンプの最高峰の一つFOSTEXのHP-A8をゲットしました。

FOSTEX ヘッドホンアンプ 32bit D/A変換器内蔵 ハイレゾ対応 HP-A8

FOSTEX ヘッドホンアンプ 32bit D/A変換器内蔵 ハイレゾ対応 HP-A8

最高峰の理由は,内蔵電源やディスクリートアンプなどこだわりの設計に加え,パーツもかなり良い物を厳選されており,普通の小型SPアンプといってもいいくらいの容量,そして32bit処理が可能なDACを搭載しており(確か旭化成製AKM4399),もちろん今流行の192kまでのPCMサンプリングにも対応しています。
実際音は素敵です。手持ちのいろいろなヘッドフォンで試しましたが,iPodClassicで再生するのとは大違い。いいものは更に良く,ソースが圧縮音源でも(もちろんアラは目立ちますが,それでも)それなり以上に聞かせてくれます。外部出力からのアクティブスピーカーでもかなり良いです。FOSTEXの回し者ではないですが,PM0.3とかPM0.4nあたりと組み合わせてPCとセットアップするのも非常によろしいかと。
以下に,レビューされているブログや紹介記事を
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20120123_506831.html
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/20120220_513244.html
http://stella-express.net/audio-HP-A8.html
http://www.e-earphone.jp/shopdetail/008020000004/
などなど……。

ま,パーツの良さとかアンプの部分などを軽視すれば,HP-A7とかA3でも結構な内容でよろしいのですが,A8の最大の特徴は最後にも述べたDACです。このDACはいわゆるSACDプレイヤーにも搭載されているもので,DSDを直接デコードできる特徴を持っています。

以下にチップの開発者インタビュー。
http://www.phileweb.com/review/closeup/akemd-ak4399/


A8はその機能をDISABLEせずに投入された機種なのです。

ところが,DSD再生はPCから直接USBを経由してDACに入力する術が今までなく,SDカードスロットでの再生が唯一でした。これがまた厄介で,ファイル名や数などに制約があり非常に不便なものだったのです。


そんな中,20121113についに2.00Bのファームウェアが出ました!
ついにUSBでDSDデータを転送できる日が来たのです。
ちなみに詳しいことはわかりませんが,DSDデータをPCMのデータとごまかして?乗っけてしまって転送するという方式なんだそうです。つまりDACの対応だけではなく,再生ソフトもこの転送方式に対応していないと再生できません。
現状DSDをUSBで吐き出す方法が幾つかある模様。


で,我が家ではiMac(2009late)なOSX(Lion)上でAudivana PlusでDSFなデータを再生してみましたが,無事に音が出ました。ちゃんとA8にはDSD 2.8MHzと表記されています。やりましたねぇ。


というわけで,ニュースサイトにもまだまだ情報が出ていませんので,一応ここに記しておきたいと思います。