ドッグレスキューしおんの会🐕   

北海道の浜中町内で野犬が産んだ仔犬が野生化しないよう保護し、飼い主になってくださるご家族へ譲渡するボランティア活動をしています。

ピッチを保護する事にしました

6年前、子犬の時にMさんに譲渡したピッチ(会名フク)を保護する事にしました

11日、おじいさんがいつものようにピッチの散歩に行き海で遊ばせてあげようとリードを離したところ
散歩をしていた柴犬をめがけ走って行きピッチがケンカをしてしまいました
(おじいさんは柴犬に気づかなかったようです)

柴犬の飼い主の女性が柴犬を抱っこした際にピッチが女性をも噛んでしまい
その夜におじいさんとMさんがお見舞いを持って謝罪に行きましたがピッチを「処分しろ」と女性のご主人Aが激怒し

その後も柴犬が散歩で通った時にピッチが吠えると「まだ処分しないのか!早く処分しろ!」とMさんの家にAが来て罵倒したそうです

「今日午後から役場がピッチを連れていくと言ってるから助けてほしい」と
16日朝にMさんから連絡があり直接役場に電話して伺ったところ
「飼育指導」のために行く予定を伝えたとの事で電話を受けたおじいさんが勘違いしたようです

(昔は役場が来てすぐに殺処分していた時代もあったので役場が来ると聞いて動転したのでしょう)

噛まれて傷を負った女性には本当に申し訳なく思いますがピッチを処分しろと執拗にMさんを責めているAは同じ町の近所に住む役場職員と聞き唖然としました

子犬の時から1日2回の散歩を欠かさずピッチを可愛がっていたおじいさん

おんぶしたり狂犬病注射を打つ時はピッチを連れていっていたおばあさん

外飼いのピッチが夜中や朝早くに吠えて近所の受験生に迷惑をかけてはいけないと車庫の中に寝床を作り布団をかけてあげてたり車に乗せていたMさん

役場の担当の方とも色々とお話をしましたが私の力が及ばず当会で保護する事にしましたが
おじいさん、おばあさんさんの生きがいになっていたピッチを家族から引き離す事になり口惜しい思いでいっぱいです

「噛んだこちらが全面的に悪いから……」と相手の言い分をきくような形で手離す事を決意したMさんにはこちらでピッチを保護できる環境が整い次第連れてきてもらう予定です


《追記》 この柴犬の飼い主Aは、自分の犬が誰かを噛んでしまった場合も処分と思うのでしょうか……



写真…お正月のピッチ


4月18日 代表*福澤