電子竹林:Blog(アーカイブ)

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「僕らのミライへ逆回転」- Be Kind Rewind -

ミシェル・ゴンドリー監督脚本。1930年代の伝説のジャズ・ピアニスト、ファッツ・ウォーラーの生家と言われ、VHSしか置いてない小さなレンタルビデオ店は再開発のために取り壊し寸前。店長の留守を守るマイク(モス・デフ)だが、近くのトレーラーハウスに住む友人ジェリー(ジャック・ブラック )が起こした事件のせいで店の全ビデオが消えてしまう。二人は古いビデオカメラを持ち出し、演技撮影しリメイクして貸し出す事するが…。予告編からは「エターナル・サンシャイン」(id:zom-1:20050406#p1)の監督がこんなバカ映画を作るのかと思わせたが、後半は映画に対する愛情に満ちてなかなか感動的に終わる。全体にはかなり雑さが目立つけど、共感出来るところが多い。ミア・ファローシガーニー・ウィーヴァーが出てくるのも驚き。登場する映画のために著作権を貸した映画会社も偉い。映画の中で客への言い訳に使った"Sweded"(スウェーデン製?)が、チープなリメイクを意味するようになって、YouTubeで"Sweded"で検索すると沢山発見出来る。しかし、この邦題はこの100年間の中でも一番意味不明だ。
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