電子竹林:Blog(アーカイブ)

電子竹林:Blogの2019/1/20までのアーカイブです、最新のものは→ https://zom-1.hatenablog.com

「シャーロック・ホームズ-シャドウ ゲーム」- Sherlock Holmes A Game of Shadows -

ガイ・リッチー監督、アーサー・コナン・ドイル原案。ヨーロッパ各地で爆破事件が続き、シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)はその黒幕がモリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)だとにらむ。ホームズは、ワトソン(ジュード・ロウ)と共に社交クラブに潜入、ジプシーの占い師シム(ノオミ・ラパス)から情報を得るが…。前作(id:zom-1:20100407#p1)と同じで推理的な面白みは薄いが、ノリで突っ走る展開はいかにもガイ・リッチー風で楽しい。ホームズのアスペルガー的天才さは過激さを増して、細かいところは凡人にはついて行けないかも。まあ、そんな所はどうでもいいんだろうけど。監督の好きなハイスピードカメラを十分に回して迫力ある映像を作り上げているのがいい。原作読んでいる人なら分かるけど(アレが出た途端にピンと来る)、これが最後になりそうな雰囲気。次回作はあるのか?
http://wwws.warnerbros.co.jp/sherlockholmes2/

「トワイライトサーガ-ブレイキング・ドーンPart1」- Twilight Saga Breaking Dawn1 -

ビル・コンドン監督、ステファニー・メイヤー原作。無事に結婚式を迎えたベラ(クリステン・スチュワート)とエドワード(ロバート・パティンソン)は、新婚旅行から帰ったのちにベラがヴァンパイアへ転生することになっていた。しかし、旅行先のブラジルの島でベラの妊娠が発覚、子供が急速に育っているのが分かるが…。「エクリプス」(id:zom-1:20101106#p1)の続き、今回も監督交代で、またタッチがかなり異なる。一ミリたりとも意外性がない全体の展開は陳腐で、まあ、子供向けならこうだろうなあという印象。ギャグにしか見えないシリアスシーンも笑いをこらえるのが大変。エドワードのヘナチョコさに比べると、ジェイコブ(テイラー・ロートナー)の人気があるのは分かる気がする。今回part1,2に分けているのも水増しにしか思えない。シリーズ最後を二回に分けるってのは、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」(id:zom-1:20110104#p1)が悪い前例を作ったんじゃないか?
http://www.the-twilight-saga.jp/breakingdawn/