高田修三の空想科学雑談

高田修三が、幾分か科学的に、好き勝手空想する。

「シェアハウス」という新時代のセーフティネット

「シェアハウス」は新時代のセーフティネットになりえると思う。それが僕の予感だ

シェアハウスの話をする前に、まず世界の各地域のセーフティネットについて語ろう
まずヨーロッパ。ヨーロッパは北欧などが特にそうだが、税金が重い代わりに失業などに対するセーフティネットが非常に充実しているのは有名な話だろう
次にアメリカだが、アメリカはあまり税金は重くなく、また政府の社会保障額も多くはない。
そしてこの中間にあるのが日本であると、よく例に挙げられる。
セーフティネットで守られたヨーロッパ、自己責任のアメリカと。
ところがアメリカのセーフティネットを語るうえで、絶対に欠かすことのできない存在がある。それがNPOやNGOなどの非営利組織である。
これらの非営利組織は主に寄付が収入源である。
アメリカは「寄付の文化」と言われる。
アメリカにおける寄付金の総額は、実に日本の100倍と言われている。
寄付に対する税額控除や文化の違いがあるからなどと言われているが、とにかくこれだけの差があるのだ。
アメリカ1の富豪ビルゲイツと2番目の富豪バフェットが数兆円単位の寄付をしたというニュースを記憶している方も多いかもしれない。
アメリカとはそういう国なのだ。政府がやらないことを、教会やNPOなどがやって、困っている人を助けているのだ。

さてさて日本はどうなる?
ヨーロッパほど税は重くはないが社会保障は充実していないし、アメリカほど寄付の文化もない。もしかして日本って世界一弱者に厳しい国なの〜?(´ヘ`;)

それは現時点では僕には判断がつかない。
話が長くなったが、僕が言いたいのはそんな日本における新しいセーフティネットがシェアハウスなのではないかということだ。

シェアハウスに住むことで得られるメリットは何か。

1 家賃や光熱費を浮かせられる。
  
シェアハウスするメリットとして真っ先に思い浮かぶのがこれだろう。
一人当たり家賃4万円でも5人で住めば、20万円の家に住める。
これなら結構豪華な家に住めるだろう
光熱費も一人暮らしよりも安くなるだろう

2 家に人がいる
  
単純に一緒に遊んだりお話をするのもいい。でも何か困ったことがあった時に相談してくれる相手がいる。しかも赤の他人ではなく、一緒に住んでいる住人なので真摯に相談に乗ってくれて実際に助けてくれる可能性が高い。これは非常に重要なことではないだろうか?
あるいはもしかしたら一緒にビジネスを立ち上げたりするかもしれない。

こういったメリットがあるので、シェアハウスはセーフティネットになりうるのではないかと思うのだ。シェアハウスの文化は日本には根付いていたとは言い難いが、今はものすごい勢いで広まっていると聞く。この世知辛い今の日本で、少しでも困っている人をシェアハウスが救い上げてくれたらなあと思う今日この頃である。