「iPhone Tech Talk World Tour 2009」@六本木ヒルズについて

 気づいたら年が明けていましたね。間を空けてしまいすいません。

 年末にかけて仕事で「Oracle Master Silver 11g」取得をしたりいろいろあったせいで、生活からiPhoneが遠ざかっていました。でもそんな中、昨年12/15に六本木ヒルズで行われた掲題のイベントに行ってきました。

 イベントの詳細をブログで書いちゃ行けないらしいので(技術情報としてAPIドキュメント等を公開しているのに何故セミナー情報を非公開にするの?って思いますが・・・)詳細は書きませんが、今更ながら全体の所感等をば。

 会場は六本木ヒルズ内の森ビル49F。タイムテーブルは以下の通り。
   9:00 iPhone Tech Talk Kickoff
   10:00 休憩
   10:15 Effective iPhone App Development - Part 1
   11:15 休憩
   11:30 Effective iPhone App Development - Part 2
   12:30 昼食
   13:30 Adding In App Purchase to your App
   14:30 休憩
   14:45 Implementing Push Notification
   15:45 休憩
   16:00 Mastering OpenGL ES for iPhone - Part 1(中、上級者向き)
   17:00 休憩
   17:15 Mastering OpenGL ES for iPhone - Part 2(中、上級者向き)
   18:15 懇親会(お飲物と軽食)

 まず会場につくと、数百人入る会場で何故か8割以上の人がMacを開いていました。PCを持ってくるのは別に構わないと思いますが、丸1日のセミナーでバッテリーが保つ訳もなく、「そんなにMacが好きなの?」と感じました。Appleファンが多かったのでしょうか。謎です。MacにしろiPhoneにしろ所詮ツールでしかないと私は思っています。

 それはともかくセミナーが始まりました。最初のキックオフ、ただのAppleiPhone自慢でした。どうやらAppleの偉い人が喋っていたようですが、別に技術的にどうとかではなく、「iPhoneがいかに素晴らしいか?」を滔々と語っておりました。

 その次に「Effective iPhone App Development」が2部構成で始まりました。これがこのセミナーで一番為になったと思っています。iPhoneアプリの設計・構築の基本ポリシーをいくつかの観点で解説されていました。ただ、私の様な初心者iPhoneアプリ開発者にはペースが速すぎでメモ仕切れなかった事も多かったです。せめてスライドを公開してくれたらいいと思うのですが・・・

 午後からはアプリ内課金のやり方、プッシュ式アプリの開発技法、「OpenGL ES」についてでした。アプリ内課金やプッシュ式アプリはドキュメント等を見れば分かる情報で、あまり新鮮味はありませんでした。OpenGLは、3Dプログラミングを多少は学んで、かつOpenGLについての知識がないとそもそもついて行ける内容ではありませんでした。

 予定もあったので最後の懇親会には参加しませんでしたが、帰り際にTシャツが配られました。生地は良くないものの、意外とシンプルなデザインなので部屋着に活用出来そうです。

 有料会員向けセミナー、しかも仕事をわざわざ休んでの参加だったので最後まで聞きましたが、午後は私のレベルに合ってなかった事もあり、結果的にはあまり身になりませんでした。ただ、Appleは同様のセミナーを毎年開催しているらしく、その1年前はCocoaについてやった様ですね。Appleファン向け色が強かったセミナーで、その雰囲気が分かったのは収穫と言えば収穫でしょうか。

 冒頭で述べた通り、iPhoneはあくまでソリューション提供の一手段のツールでしかないと思います。今がマーケット的に有効で面白いからやっているのであって、iPhoneだけに拘るつもりは毛頭ありません。しかし、Apple本社から来ているエンジニア達は非常にレベルが高く、「iPhoneをやってるけど、なんでも出来ますよ」という事が実際に分かる話しぶりでした。ですので、講師として来ていたエンジニアの方々の様に高いレベルの技術を身につけつつ、広い視野を持って(今を含めて)今後熱そうなモバイルアプリ市場に今年も関わって行けたらいいと思いました。