世界の航空会社で、資金懸念が再浮上しています。 ワクチン普及で見込んでいた航空需要の回復が、デルタ型コロナのまん延で、見通せなくなっています。 日本航空(JAL)が約3,000億円の調達を発表するなど、航空業界で資金を手厚くする動きが出ています。 JALは、劣後ローンで、3メガバンクと日本政策投資銀行から、9月と11月に計2,000億円借り入れを行い、劣後債を10月中旬をメドに発行し、1,000億円を調達します。 劣後債は、50%が資本に組み入れられ、実質的に、資本増強ができます。 JALは、2020年に公募増資で、1,800億円調達したばかりですが、1年もたたず、コロナ禍で、再び大型資金調達…