「稼げる大学」を体現する仕組みとして政府が始めた「国際卓越研究大学」の制度。認定校の運営を巡り、外部の関与を強める方針が示された。重要事項を決める際、学外者の賛同を必須とするという。外部の関与が強まり、自治が損なわれると、権力の意をくむ「御用機関化」が加速しかねず、他の大学に広まる危惧も。そんな話を進めていいものか。(山田雄之、曽田晋太郎) 国際卓越研究大学に関する政府の資料。「学外構成員による賛成を議決の要件とする」と記される ◆運営方針に「学外委員の賛同」課す 「『だまし討ち』の大学政策にNo! 学外者による大学支配を貫徹させる方針の撤回を求めます!」 大学教授や弁護士らでつくる「『稼げる…