まっすぐ一途な気持ちで人を好きになったのは幼稚園が最初だったと記憶している。 6歳という幼児の感情なんて、と思われるかもしれないがその後小学5年生頃まで同じ人を好きだった事実は自分でも純粋だったなぁと回想してしまう。 「誰しも」と一括りに語ってしまえば、どこからともなくうるさい方々がすっ飛んできそうなのでやめておこう。一定数の人は10代の内に初恋を経験すると思う。恋人と数年間過ごした楽しい時間も甘く切ない片思いも、振り返れば青春の1ページになっているだろう。 胸に秘めた想いを打ち明けられず、今も後悔する人もいるだろうが中には友達以上恋人未満な関係がもどかしくも心地よかった人もいたかもしれない。