松山容子主演のシリーズ最終作『めくらのお市 命貰います』を観る。 漁村福田村では、漁港を改築する工事のために、漁民が立ち退きを迫られていた。漁民を代表する亀長(曽我廼家明蝶)は、せめて一戸あたり十両の立ち退き料を出してほしいと交渉する。しかし、十手御用を預かる灘万(田崎潤)は、悪代官と組んで、お上から預かった立ち退き料を懐に入れ、ただ同然で漁民を追い出そうとしていた。そこへ、悪代官から町娘を救ったことで100両の賞金をかけられたお市(松山容子)が現れる。賞金稼ぎに追われて村に潜んでいたお市だったが、灘万一派の悪逆非道なおこないに我慢できずに漁民を救ったことで正体がばれ、追い回されることになって…