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ジャパン・バッシング

(一般)
じゃぱんばっしんぐ

Japan bashing 直訳すると「日本叩き」。

1980年代。米国が双子の赤字に苦しみ、特に対日貿易赤字が問題視された。その原因を日本の保護貿易主義にあるとして、当時日本に対して行われた様々な批判や圧力をこう称した。アメリカ国内では労働組合などが日本車や日本製品をハンマーで叩くといったパフォーマンスが行われ、この好奇な光景はしばしば日本のメディアでも報じられた。
 当時の日本では、東京中心のマスメディアは自民党の農業への過度な保護施策に批判的であり、アメリカの日本政府への圧力を暗に歓迎していた節もあり、目立った反米感情は起こらなかった。日本の農業団体もその極めて体制従順の性質から市場開放に対する目だった反対運動は起きなかった。
 日本は牛肉・オレンジの関税縮小、輸入自動車の規制撤廃など相次いで市場開放を行った。農業分野では米国側もある程度の成果を得られたが、輸入自動車に関してはアメリカ車は日本市場において不人気で、ヨーロッパ車の市場拡大という結果だけを残した。
 その後も、米国の対日貿易赤字は根本的には解決しなたったものの、しだいに対中貿易赤字のウェイトが肥大し、このような日本一国を想定した貿易摩擦という現象は起こりにくくなっている。
 

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