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トンブクトゥ

(地理)
とんぶくとぅ

(Tombouctou)
西アフリカのマリ共和国内のニジェール川沿いに位置する、砂漠の民トゥアレグ族の都市である。ティンブクトゥ(Timbuktu)とも呼ばれる。
11世紀、アフリカ系商人とサハラ砂漠をラクダで渡ってきたアラブ系商人が、絹や香料、塩などと、金、象牙、ダチョウの羽等を交換する交易都市として開ける。
 14世紀には最盛期を迎え、二つの大学、180のコーラン学校ができ、学生の数だけで2万人を数えたという。砂漠の殷賑なイスラーム系都市は伝説として欧州へも伝わった。
 後、衰退する。松本仁一は「井戸の水位が下がったため」としている。

世界遺産

モスクや聖廟を含むトンブクトゥの歴史地区は、1988年、世界遺産(文化遺産)に登録された。マリ北部を制圧したアル=カーイダ系の武装組織「イスラーム・マグリブ諸国のアル=カーイダ(AQIM)」が、トンブクトゥの聖墓を破壊したと2012年5月5日、明らかにした。こうした状況を踏まえ、2012年の第36回世界遺産委員会において、世界遺産「トンブクトゥ」はアスキアの墓とともに、危機にさらされている世界遺産(危機遺産)リストに登録された。

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