ビスマルク海海戦(びすまるくかいかいせん)
1943年、太平洋戦争中、ビスマルク海からダンピール海峡にかけての海域において連合軍と日本軍の間で起った海戦。日本軍はガダルカナルから撤退後、ニューギニア島方面での連合軍の攻勢に備え、ラエ基地へ増強する(第八十一号作戦)を発動。連合軍が日本軍の輸送船団を爆撃機で攻撃。日本軍は輸送船全8隻、駆逐艦4隻、陸軍将兵2600余名、物資約2500トンを失い輸送作戦は失敗。ダンピールの悲劇とも呼ぶ。
先日、『マッカーサー大戦回顧録』上下巻(中公文庫)を読み終わった。 これはもっと分量の多い回想録の太平洋戦争と日本の占領政策に関連するところのみを収録した版だが、読んでいてとても面白かった。 感心したのは、その卓越した戦略的頭脳と、沈着冷静なところと、味方に対してポジティブで適切に褒めて激励し、敵に対して寛大であるところである。 敬虔なクリスチャンで夜寝る前は常に聖書を読み、祈りを欠かさなかったというエピソードも興味深かった。 日本の占領統治においては、常に寛大であることと、日本人の自主性を尊重することを心がけていたそうである。 そうしないと民主主義や改革が支持されず根付かないからと考えていた…