自律神経の失調などによって、めまい、耳鳴り、難聴が同時にあらわれるケースをメニエル病とよびます。この病気は30代後半から50歳にかけて多く、近頃は増加の傾向を示しています。突然に周りがぐるぐるまわったり、耳鳴り、嘔吐をともなって、この発作は30分から数時間続くのですが、これは平衡器官の内リンパ腋が膨張して、内圧が上がるのが原因と考えられています。しかし、不明な点もまだまだ多い病気です。メニエル病は進行性のため、発作やめまいが起こるたびに悪化し、重度の難聴をともなう恐れがあります。早い段階で耳鼻科などの診察を受ける必要があります。