コナミより1993年10月29日に発売されたPCエンジン SUPER CD-ROM2用アクションゲーム。
Wiiのバーチャルコンソールで2008年4月22日より配信されている。
悪魔城ドラキュラシリーズの一つ。ステージクリア型の横視点スクロールアクションゲーム。全8ステージ構成で、2面から5面には裏ステージが用意されている。CD-ROMという大容量メディアの恩恵を受け、アニメーションムービーや、CD-DAによる音楽とキャラクターボイスが初めて導入された。
ドラキュラ伯爵を封印した伝説の勇者、シモン・ベルモンドの時代より数百年後。トランシルバニアで一部の人間の悪しき心が、悪の魔王ドラキュラ伯爵を復活させた。ベルモンド一族の末裔、リヒター・ベルモンドは、囚われた遠縁の少女マリア・ラーネッドや恋人アネットらを救出し、ドラキュラ伯爵を封印するため、先祖伝来の聖なるムチを手に悪魔城へ向かう。
プレイアブルキャラクターは、リヒターとマリアの2人。当初はリヒターしか使用できないが、悪魔城のどこかに囚われているマリアを救出するとリヒターとの交代で使用可能になる。
リヒターの基本武器であるムチのパワーアップは本作にはないが、ハートを大量消費してサブウェポンごとに異なる強力な攻撃を繰り出せる「アイテムクラッシュ」という新アクションが加わっている。後方宙返り(バク転)ができたり、向きを変えずに移動できるなど、アクションがより豊富になっている。
マリアの基本攻撃はブーメラン状に戻ってくる白い鳩。リヒターと比べて初心者向けの調整がなされており、スライディング・二段ジャンプが可能で、コマンド入力により強力な攻撃が出来るなど扱いやすいキャラクターとなっている。
直接の続編として『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』がある。
1995年7月21日には、スーパーファミコン向けにアレンジ移植した『悪魔城ドラキュラXX』が発売された。
2007年11月8日、本作『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』のリメイク版・オリジナル版と『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の移植版を収録したPlayStation Portable用ソフト『悪魔城ドラキュラ Xクロニクル』が発売された。