2009/08/04(火) 昨日は歎異抄第2章の前半と、それに関連して、元久の法難・承元(建永)の法難について若干言及しました。浄土真宗では「承元の法難」と言い、浄土宗では「建永の法難」と言います。最近、法然上人行状絵図(岩波文庫 上・下、日本公論社版「続日本の絵巻」1~3)を買って、読みました。「法然上人行状絵図」は「四十八巻伝」とか「勅修御伝」とも呼ばれている、法然上人の伝記(絵詞伝)です。岩波文庫の「解説」によると、南都北嶺による専修念仏弾圧関連は第31、33~35に書かれてあり、法語は第19~24と第32に収めてあります。法然上人に流刑の判決が出たのは、建永2年(1207年)2月28日…