そういや山下敦弘監督の映画を何年も見てないと思い『カラオケ行こ!』。一昨年なら『はい、泳げません』とか、カラオケ教室的な映画は何だかんだ気軽に見やすいし、実は監督の名前とか気にしないで向き合えるジャンルかもしれない。でも『カラオケ行こ!』は「自分の声を聞いてください」以上の教えは特に無かったように記憶している。そしてやはり山下監督のリズムがあるのはわかるが、個人的にその掛け合いにテンポはあっても、ゆっくり過ぎて、具体性の曖昧さも含めて苦手ではある。ビデオデッキのくだりも、ちょっと悪い意味で(ミシェル・ゴンドリーと言いますか)エモいモチーフになってないかと、そうした映研の記憶は好きではない(ただ…