音楽に関するある程度の法則のようなもの。 主にリズム、旋律、コード、コード進行、調、音階、音程、楽曲分析など。 言葉に例えると文法のようなもの。 必ずしも守らなければいけないものではない。 cf. 楽典
曲を聴くとき、皆さんは「この曲は明るい」「楽しい」「暗くて悲しい」などの性格をどのように判断していますか？ 理屈はよくわらないけれど、なんとなく明るい、なんとなく暗い…と感じていますか？ Aメロ、Bメロは暗い雰囲気だったのが、サビで一気に明るくなった！…何が大きく変わったのでしょうか。 ほぼ全ての曲には 調 というものがあります。 その音階やハーモニーをもって「明るい」「暗い」「お洒落」などを無意識に判断している方も 多いはず。(もちろん、使っている楽器やリズム等にもよるので一概には言えませんが…) 今回は一般的に明るいとされている「長調」と、逆に暗いとされている「短調」の違いのお話。 長調が…
「天才たちのエンディング」シリーズ、今回はKeith Jarrettのエンディングです。 今回のフレーズ フレーズ分析 キーを変えてみる まとめ さいごに 今回のフレーズ ではまず今回のフレーズを聞いてみてください。 Keith Jarrettお得意の長いエンディングになっていますが、まずは聞いてみてください。 これは『If I Should Lose You』という曲のエンディングです。 今回はこのフレーズを覚えるというよりも、コンセプトだけを理解できればいいと思います。 フレーズ分析 では、このエンディングがどのようになっているのか見ていきましょう。 この曲は「Key=Am」で始まって「K…
音楽を学ぶ過程において、ピアノを実際に使うことが一般的ですが、実はその必要はありません。 このアプローチは、特にピアノを手元に置けない状況にある人々や、道具に頼らずに音楽を楽しみたい思いを持つ人にとって大きな価値を提供します。 記事では、ピアノを使わずとも音楽を深く理解するための練習法を紹介します。音楽理論を駆使した効果的な練習方法や、身体を使ってリズム感を養うユニークなテクニックが詳しく説明されており、実際に声や手を使って表現力を増す方法にも触れています。 このように、多彩な練習法を通じて、音楽に対する理解を深め、自身の音楽的スキルを向上させることが可能です。 ピアノ不使用の練習法の概要 音…
コード進行を把握するために、ディグリーネームが使われている。ディグリーネームはシンプルで優れた表記方法であるが、転調やオンコード、ノンダイアトニックコードが頻繁あるような曲では表記が難しくなっていき、感覚的に分かりにくい。 これらのコードを直感的に把握し、コード進行を含んだ即興演奏にも適応可能なコードの表現方法を考えたい。 感覚と表記方法を一致させる 表記方法を考える ディグリーネームを別の数字で表してみる コードの明るさで数字を決める(以降この数字をXとする) 暗いコードからVII,III,VI,II,V,I,IVとなる？ 根音が決まると他の音の明るさが決まる？ ディグリーネームVII,II…
以前、こちら↓の記事で少しだけ拍子記号(８分の６拍子)について触れました。 yuuzutsu.hateblo.jp 今回は改めて、五線譜のト音記号の隣に書かれた数字＝拍子記号について解説していきたいと思います。 拍子記号の基本の読み方 よく使われる拍子記号 ４分音符が拍の基準になっている拍子 ２分音符が拍の基準になっている拍子 ８分音符が拍の基準になっている拍子 変拍子とは？ おわりに 拍子記号の基本の読み方 ト音記号の隣の数字は分数になっています。 同じ数字に見えてこの上下の数字、持つ意味は全く別物なんです。 分母(下段)＝１拍の基準となる音符の長さ 分子(上段)＝１小節に含まれる拍数(つま…
音階というと、真っ先に思い浮かぶのが「ドレミファソラシド」 。 これが元はイタリア語からきた言葉だという事は、なんとなくご存知の方も多いと思います。 でも、この音階の名前を「Do maggiore(ド マッジョーレ)」と同じイタリア語で呼ぶ日本人は多分かなり少ない。 ほとんどの方が日本語で「ハ長調」と呼んだり、英語の「C Major(シーメジャー)」、またはドイツ語の「C Dur(ツェードゥア)」のどれかで呼んでいるはず。 音楽用語の基本はイタリア語が元になっているものが多いですが、全てイタリア語で統一されている訳ではなく様々な言語が混在し、更にそれがジャンルやシーンによって使い分けられていま…
趣味、お仕事等で楽器演奏や楽譜を読む練習をされている皆様。 楽譜を読みながら、タイトルについて疑問に思ったことはありませんか？ 前回こちらの記事で、音部記号(ト音記号・へ音記号)や音名に関するお話をしました。 yuuzutsu.hateblo.jp 今回は大事なオタマジャクシの部分、音符についての説明や名前の由来などを書いていこうと思います。 １拍分の長さなのに…なぜ「４分音符」？ 基準は全音符 「４分音符＝１拍分」になった理由 6/8拍子の考え方 おわりに １拍分の長さなのに…なぜ「４分音符」？ 音楽や楽器に関する用語は、よくよく考えたらこの名前の由来ってなに？なんでこう呼ぶようになったの？…
ども。今回は「これで勝ったと思うなよ」でお馴染み「まちカドまぞく」1期OPから。 こういう洒落オツな楽曲を可愛い声の声優さんが歌い上げてる楽曲が好きすぎる... ブラスとストリングスアレンジが映える楽曲作っていきたいねぇ... 町かどタンジェント/shami momo(まちカドまぞく1期OP) 作編曲: 辻村美穂 youtu.be A-1 keyD Dmaj7 Em7 F#m7 Gmaj7 A7 Bm7 C#m7(♭5) ① Em7 → Em7/A →DM7 Em7 → Em7/A → Bm7 Ⅱm7(SD) - Ⅱm7/Ⅴ(D) - ⅠM7(T) Ⅱm7(SD) - Ⅱm7/Ⅴ(D) - Ⅵ…
世界には色々な種類の楽譜がありますが、最も有名で今の楽譜の基本とも言える楽譜といえば「五線譜」ですよね。 何か趣味で楽器を始めたくても、五線譜が読めないからハードルが高い…という方や、「ト音記号はなんとか読めるけどへ音記号が…」という方も意外と多いはず。 五線譜には音の高さ、音符の種類(長さ)、拍子など読めるようになるためには色々な知識が必要になりますが、今回は音の高さを正確に読むコツについての解説と、五線譜は読めるけどこれは初耳かもしれない？ちょっとした雑学なんかも書いていこうと思います。 大譜表 高音部譜表と低音部譜表 大譜表は「ド」の位置が鏡合わせになっている 音部記号 「ト音記号」の名…
「天才たちのワンフレーズ」シリーズ、今回はLou Donaldsonのフレーズを紹介します。 今回のフレーズ フレーズ分析 まとめ 応用例 さいごに 今回のフレーズ ではまず今回のフレーズを聞いてみてください。 これは『Blues For J.P.』という曲でのアドリブです。 アウトしているようなしてないような、とても面白いフレーズだと思います。 コードが「B♭7」なのに【△7】を吹いたり、【4th】を繰り返し吹いたりとかなりエキセントリックなソロですが、それは置いといて今回はこの中の「F7」でのフレーズを解説してみましょう。 ちなみにこの曲は12小節の「Key=B♭」のブルースです。 先ほ…
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