回生ブレーキが効かなくなる状態のこと。
理由として、1つは速度が遅くなったため切れる場合。
これは以前に作られた車両に見られるもので停車時には毎回発生する。
最近の車両は停車寸前まで回生ブレーキが使えるようになっている。
2つ目は架線電圧が上がりすぎている場合。
電気というものは回りに抵抗がないと回路として成立しない。
つまり前後に加速している車両がないと必然的に架線電圧が高くこれ以上電気が流しにくくなる。
そのため回生ブレーキが失効する。
この場合大抵は空気ブレーキに移行するが285系のような閑散線をよく走る車両には抵抗器がついていて失効時にはそちらに電気が流れ制動力を得ることができる。
尚、一般に「回生失効」は後者を指すことが多い。