新年の年始回りも一段落しました。 お檀家の皆さま、ありがとうございました。本年のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。『高尾山報』「法の水茎」は、今回から「無財の七施」をテーマとして書いてみようと思います。最初は「眼施」。慈しみの眼や、胸底の鏡を磨くことの大切さについて書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※「法の水茎」115(2022年1月号) 正月立つ春の初めにかくしつつ 相し笑みてば時じけめやも (『万葉集』大伴家持) (正月を迎える春の初めに、このようにして、お互いに笑顔を交わすのは時節外れなのかなあ、いや、いつでも喜ばしいよ) 令和の御代も四年目を迎えました。新しい…