この頃、吊掛車を追い掛けて、名鉄揖斐・谷汲線へよく行きました。揖斐・谷汲線は大名鉄の路線ですが、恐らく投資が追い付かなかったのでしょうか、浮世離れした大正時代の車両が集う名鉄の老人ホームでした。しかし、古物好きの私にとっては、この上ない存在であり、これがために、本家の名鉄本線には全く興味を示しませんでした。ところが、本家の方はもう古い電車など走っていないと思っていたら、そうではありませんでした。よって、揖斐線のついでに広見線をのぞきに行きました。 1.モ3760+ク2760 (御嵩口:1993年8月) 名鉄は大規模な大手私鉄ですが、実は巨大なローカル線でした。その末端には、中途半端な吊掛車がま…