純粋な溶媒に不揮発性の物質を溶かすことで、その溶液の凝固点が純粋な溶媒の凝固点より低くなる現象。氷点降下ともいう。
希薄溶液なら、凝固点降下度は溶けている粒子全体の重量モル濃度(単位はmol/kg)に比例する。
簡単に言うと、ショ糖(砂糖)を水に溶かして1mol/kgの溶液を作った場合は電離しないので1mol/kgとして計算するが、塩化ナトリウム(NaCl、食塩のこと)を水に溶かして1mol/kgの溶液を作った場合、ナトリウムイオンと塩化物イオンに電離して粒子の数が2倍になるため、2mol/kgとして計算しなければならない。