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社会学者。東京大学総合文化研究科助教授。専門は比較社会学,日本社会論。橋爪大三郎などに師事。 SSM調査をもとに日本の階層化を論じた『不平等社会日本』(中公新書)でブレイク。
そのほか、資本主義システムに関する著作などがある。
1963年生まれ。 1989年,東京大学社会学研究科博士課程退学。
(2006年3月現在)
佐藤俊樹『社会学の新地平』(岩波新書)を読む。副題が「ウェーバーからルーマンへ」というもの。ウェーバーは「資本主義の始まり」を論じた『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の著者だ。 毎日新聞に松原隆一郎が書評を書いている(2024年1月6日付け)。 (……)一読して驚いた。ウェーバーが追及した「資本主義の精神」とはズバリ「合理的組織」のあり方だ、というのだ。けれどもウェーバーは少数の事例を挙げるにとどまり、その仕組みの分析にはたどりつかなかった。 1920年のウェーバー死後その解明に取り組んだのが、合理的組織は「意思決定の連鎖により環境変化に対応していく」と解釈したH. A.サイモンの…
*「社会学」の誕生とマックス・ウェーバー 「社会という秩序はいかにして可能になるか」を考察する「社会学」という学問は19世紀に始まりました。18世紀末に起きたフランス革命はヨーロッパの知識人に二つの革命的な考え方をもたらしました。第一に政治体制や社会秩序は変化するものであり、しかもその変化は例外的なものでも忌避すべきものでもなく、むしろ正常で望ましいものであるという考え方です。第二に政治体制や社会秩序を基礎づける「主権」とは君主でも議会もなく、究極的には人民にあるという考え方です。 そして、この二つの考え方は学問の世界に二つの問題を与えました。一つ目は政治体制や社会秩序はどのように、いつ、なぜ…
社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ (岩波新書) 作者:佐藤 俊樹 岩波書店 Amazon マックス・ウェーバーとニクラス・ルーマン――科学技術と資本主義によって規定された産業社会の謎に挑んだふたりの社会学の巨人。難解で知られる彼らが遺した知的遺産を読み解くことで、私たちが生きる「この」「社会」とは何なのかという問いを更新する。社会学の到達点であり、その本質を濃縮した著者渾身の大作。 序 章 現代社会学の生成と展開 一 二人の学者と二つの論考 二 ウェーバー像の転換 第一章 「資本主義の精神」再訪──始まりの物語から 一 ウェーバー家と産業社会 二 二つの戦略ともう一つの資本主義 三 「…
未明起床。 曇。 母検査、診察。 帰りにスーパー、昼食の弁当を買ってくる。 昼寝。 時雨れる。 佐藤俊樹『社会学の新地平』(2023)読了。副題「ウェーバーからルーマンへ」。社会学の新地平──ウェーバーからルーマンへ (岩波新書 新赤版 1994)作者:佐藤 俊樹岩波書店Amazon 奥野克巳『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(元本2018、文庫版2023)を読み始める。 『たまゆら〜hitotose〜』第10話まで観る。 夜。 『新妹魔王の契約者』(2015)第7話まで観る。
社会学の新地平 ウェーバーからルーマンへ (岩波新書) 作者:佐藤 俊樹 岩波書店 Amazon 「この」産業社会がどのように発生していったのかを考えていったのがウェーバーとルーマンということですが、正直言ってよくわからなかったです。 何故かというと、「この」産業社会というものがどういうものなのか、私はわかっていないからです。 一つだけわかったのは、日本にはウェーバーを語る学者で大塚久雄という学者がいたらしいですが、著者によると、この大塚のウェーバーは正しい理解ではないということは、わかりました。 ランキング参加中知識
社会学部にてメディアやポピュラーカルチャー研究などの専攻を考えている学生へのお薦め新書。 稲増一憲『マスメディアとは何か:「影響力」の正体』中公新書、2022年 稲田豊史『映画を早送りで観る人たち:ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』光文社新書、2022年 瀬地山角『炎上CMでよみとくジェンダー論』光文社新書、2020年 金成玟『K-POP:新感覚のメディア』岩波新書、2018年 高野光平『発掘!歴史に埋もれたテレビCM:見たことのない昭和30年代』光文社新書、2019年 貞包英之『消費社会を問いなおす』ちくま新書、2023年 天野彬『SNS変遷史:「いいね!」でつながる社会のゆ…
晴。寒い。 スーパー。食料品が軒並み高くなっている。値上がりが止まらない印象。もう、国産の魚とか、一般人はなかなか日常的に食べられなくなるかも知れないな。野菜類も、農家が減っているのと人手不足できびしい。 マックスバリュで足りないものを買う。 昼寝。昨晩遅くまで起きていたので、よく眠ってしまった。 ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。ふわふわシュー シュガー+ブレンドコーヒー462円。ふわふわシュー、カロリーがさほど高くないな。あんまり見かけない商品だけれど。 佐藤俊樹『社会学の新地平』(岩波新書2023)を読み始める。副題「ウェーバーからルーマンへ」。第一章の途中まで読んだ、この章…
カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス) デイヴィッド・サダヴァ 318p ISBN:4062576724 シラバス論:大学の時代と時間、あるいは〈知識〉の死と再生について 芦田宏直 560p ISBN:4794971621 アメリカ労務管理論史 岩出 博 310p ISBN:4914906929 日本的雇用システムをつくる 1945-1995 梅崎 修 560p ISBN:4130461389 The Art of Judgment A Study of Policy Making Geoffrey Vickers 232p ISBN:0803973…
コロナ禍四年目。5月以降は検温機を見かけなくなり、消毒液の設置もじわじわと減り、猛暑でマスクを外すようになった。渋谷や新宿は竹下通りや六本木のように観光客で溢れかえり、休日に都心へ足が向かわなくなった一年となった。 2023年は1月に移籍が決まり、4月からの新しい職場は片道100km(神奈川→東京→埼玉→千葉→茨城)の通勤に。それでも帰りにトーキョーに寄れるのは嬉しい。引っ越すつもりはなく、トーキョーの西側への愛が強まった一年。インフレのせいか、1500円以下で食事をするのが難しくなった。北千住はピンとこないが、下北沢まで戻るのは遠い。いろいろ試した結果、根津駅や東京駅あたりで落ち着いた。 今…
気がついたらもう12月も半ばを過ぎ…と、最近はすぐに時間が経って驚きます。単なる老化っていうことなのかもしれませんが。この間もいくつか書籍をいただいておりました。まず、東京大学の鄭黄燕先生から、『都市化の中国政治』をいただきました。どうもありがとうございます。博士論文をもとにした書籍で、都市と農村に分断されていた中国社会が、発展とともにその境界線があいまいになり、土地利用を軸に変化していく様子を描いた研究です。都市が拡大していくにつれて、事業や住宅のための用地として土地が必要になり、もともと農村とされていた地域の土地を利用することになるわけですが、周辺化されてきた農村から見ると、開発利益を得る…
www.youtube.com podcastqr.joqr.co.jp www.joqr.co.jp 田中角栄 政治家の条件 作者:小室直樹 ビジネス社 Amazon マックス・ウェーバー 近代と格闘した思想家 (中公新書) 作者:野口雅弘 中央公論新社 Amazon 社会学の新地平──ウェーバーからルーマンへ (岩波新書 新赤版 1994) 作者:佐藤 俊樹 岩波書店 Amazon 支配について──Ⅰ 官僚制・家産制・封建制 (岩波文庫 白210-1) 作者:マックス・ウェーバー 岩波書店 Amazon 官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則 作者:デヴィッド・…
フェイスブックを眺めていて、堀井綾香監督作品の件、流れてくる。 演者だと思ってたら、いつの間にか監督・脚本、手がけていたよう。 どっかのプラットフォームにあがらんかなぁ。 www.youtube.com 佐藤俊樹『社会学の新地平』岩波新書、2023
数日前に本を買った。岡本隆司『物語 江南の歴史 もうひとつの中国史』中公新書、2023物語 江南の歴史-もうひとつの中国史 (中公新書 2780)作者:岡本 隆司中央公論新社Amazon佐藤俊樹『社会学の新地平――ウェーバーからルーマンへ』岩波新書、2023社会学の新地平──ウェーバーからルーマンへ (岩波新書 新赤版 1994)作者:佐藤 俊樹岩波書店Amazon平田オリザ『100分de名著 中江兆民『三酔人経綸問答』 話し合い、共に変わる』NHK出版、2023中江兆民 『三酔人経綸問答』 2023年12月 (NHKテキスト)作者:平田 オリザNHK出版Amazon森田真生『計算する生命』新…
伊丹十三の本 「考える人」編集部 245p ISBN:410474901X ぼくの伯父さん 単行本未収録エッセイ集 伊丹 十三 296p ISBN:4908155062 人を動かす 完全版 D・カーネギー 352p ISBN:4105066536 新インナーゲーム (インナーシリーズ) W.T.ガルウェイ 288p ISBN:4817202106 夜と霧 新版 ヴィクトール・E・フランクル 184p ISBN:4622039702 フランクルを学ぶ人のために 山田 邦男 358p ISBN:4790709302 SELFISH(セルフィッシュ) (単行本) トマス・J・レナード 531p IS…
今週のお題「読みたい本」 新書 ビジネス系 学術系 面白系 最近3ヶ月くらいに読了したもの はてなのお題になっていたので取り上げてみる。 使っているサービスを厳選していないからなのだが、リストがCSVエクスポートできるようなものって意外とない? 兎にも角にも共有しやすい方法があればいいのだが。 個人発信の時代に求められるような、、下記はいわば読みたい・買いたい(:すなわち未購入)リストなのだが渋滞している。 購入済みも積読が10冊上はある。 さらにとりま図書館から入荷してくるので、一向にこれらを減らせる気がしない。通勤時間が片道1時間以上なのでそこで読み進めて、月に平均4冊は消化しているものの…