(1965年 - ) 日本の国語学者・言語学者、博士(文学)(早稲田大学)。 早稲田大学社会科学部・社会科学総合学術院教授。日本製漢字である国字研究の第一人者。 文化庁 文化審議会国語分科会で、常用漢字の選定・改定作業に携わる。日本でつくられ独自の発展を遂げた国字(和製漢字)研究の第一人者として知られるほか、辞典などには載せられているものの、典拠不明で、誰にも読めない『幽霊文字』の発掘者でもあり、つくられる過程を解明したことでも知られる。
※素人がggっただけです。根拠もないアホなことが書かれてます。 「あんこ」という言葉の語源を調べました。 今回は、あんこの語源を漢語と和文化の二側面から考えていきます。 餡子(中国語)の由来 あんこ、は漢字で餡子と書きます。 「餡」アンは宋音、つまり、おもに鎌倉期に伝わった漢音をもとにします。 では、当時宋で「餡」といえば、何を指したのでしょう? これは、漢字の部首をヒントに予測できます。 食へんは字の通り、食物にかかわりがあることを示しています。 では、その右、「臽」(カンなどと読みます)という字は、いったいどんな意味を持っているのでしょうか? この字は、臼の部位が落とし穴、クのような部分が…
漢字にはいろいろな謎があります。 その三つについて、詳しく調べていきます。 著者の笹原さんは日本語学者で、文科省の文化審議会の委員も務めたという方ですが、漢字の問題はかなり不思議なものを含んでいると感じています。 その三つというのは、 JIS漢字というものがあるが、その中にはほとんど使うこともない漢字が含まれているがそれはなぜか。 歌舞伎役者の市川海老蔵の先祖で江戸時代の蝦蔵、團十郎のそれぞれの漢字について、巷間様々な話が流布しているが本当かどうか。 そして学校での漢字書き取りの採点でほんの些細な間違いまで✖にすることがあるとして問題になることがあるが、そもそも漢字の正しさというものはどうなの…
毎週日曜日は、この一週間( 1/22~1/28)に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上のもの) ◆サンデー毎日「遠回りの読書」: 2/4 号 2 冊染織工芸家浦野理一の仕事 小津映画のきもの帖 浦野理一 katsura books 3,960晩酌の誕生 飯野亮一 ちくま学芸文庫 1,430 ◆女性自身「今週の本」: 2/6 号 4 冊続きと始まり 柴崎友香 集英社 1,980 ⑤バーバパパのは…
はじめに 国語学者の笹原宏之と共に全国の方言漢字を探す随筆。 本書は、2013年に角川書店より刊行された『方言漢字』(角川選書)に加筆し、文庫化したものである。 2020年7月に刊行された。 三省堂書店のウェブサイトに300本ほど連載された『漢字の現在』を基にしている。 方言漢字 (角川ソフィア文庫)作者:笹原 宏之KADOKAWAAmazon 大袈裟ではあるが、地域の漢字は標準的な漢字世界を異化する効果があるとは思う。 現にトマソンのような例があるし。 第 1 章 漢字と風土 漢字の起源として、半坡仰韶文化と大汶口文化の合流説などが挙げられる。 また、地域漢字の様態には字種や字体、字音、字訓…
どうも皆さん初めまして、岳峰殿(がくほうでん)と申します。 ここからすごい不定期とはなりますが、本の感想とかをあげていけたらと思います。 えー、第一回は、笹原宏之さん著の「方言漢字」です。 読んだことはあるんですが、最近も読んだので紹介します。 この本は著者が日本全国を飛び回り、各地で見かけた独特の漢字を紹介する本になっています。 方言というと言葉遣いなどが有名ではありますが、この本を見てみるとなかなか癖の強い漢字・読み・字体も多々出てきて面白いです。 ただ、漢字ばかりというわけでもなく、中部地方についてのページでは、独特な書き損じなども紹介しています。また、「すし」の表記の分布やJIS登録を…
中国語や韓国語を学んでいると、通貨の名前がひっかかる。日本円(エン)、中国元(ユェン)、韓国ウォン・・・。なんだか微妙に響きが似ている? 実はこのお金の名前、由来は一緒なのである。 中国は清の時代、香港でまるいお金が生まれ、【圓】と呼ばれるようになった。日本人がそれを参考にし、日本の通貨名も【圓】(エン)となった。【圓】は画数が多くて書くのが大変だから、やがて略字の【円】(エン)に変化していった。 朝鮮半島では日本の影響で、通貨の名前を【圓】(ウォン)とするようになった。ウォンは韓国朝鮮語での【圓】という漢字の読み方だ。やがて朝鮮半島では漢字を使わなくなり、ウォンという音だけが残った。韓国だけ…
方言漢字 (角川ソフィア文庫)作者:笹原 宏之KADOKAWAAmazon 漢字は日本全国共通と思ったら大間違い! 話し言葉に「方言」があるように、漢字にも「地域漢字」や「地域音訓」が存在する。各地の陸や海でとれる多様な産物、祭祀や地元の言葉でさえも訓読みに変えてきた日本人。個性豊かな漢字には、先人からのメッセージが込められている。中国生まれの漢字は、起伏に富んだ日本列島の地形や風土をどのように表現してきたのか、豊富な事例から解説。著者が撮影した看板などの写真も多数掲載。 方言漢字とは聞きなれないが、特定の地域でのみ使われる漢字や独特な読み方のことを著者は広くそう表現している。各地域ごとに、そ…
はてなブックマークのブックマーク数が多い順に記事を紹介する「はてなブックマーク数ランキング」。2023年4月のトップ50です*1。 順位 タイトル 1位 令和5年度東京大学学部入学式 祝辞(グローバルファンド 保健システム及びパンデミック対策部長 馬渕 俊介 様) | 東京大学 2位 人の話が処理出来ない奴へのアドバイス 一時期、人の指示を全然処理できな.. 3位 仕事が早い人は、思考と作業を分けている|三宅孝之 株式会社ドリームインキュベータ代表取締役社長|note 4位 ChatGPTにマインドマップを作ってもらったら理解速度が爆速になる件|Abiru 5位 【ChatGPT】これだけ覚え…
はてなブックマークのブックマーク数が多い順に記事を紹介する「はてなブックマーク数ランキング」。4月24日(月)〜4月30日(日)〔2023年4月第5週〕のトップ30です*1。 順位 タイトル 1位 字を綺麗に見せるコツ検索して出てきたページが面白い「汚字族としてはかなり参考になる」 - Togetter 2位 「実家の親とは、離れていた方がうまくいく」遠距離介護やコミュニケーションの疑問を専門家に聞いてみた|tayorini by LIFULL介護 3位 笹原宏之「これからの名前の読み方」 NHK解説委員室 4位 離乳食提供開始の反響を受けまして | Soup Stock Tokyo(スープス…