哲学者、批評家。1950−。 「モデルニテ」について考察している人。 松浦寿輝、松浦寿夫と共に『モデルニテ』という書物を思潮社から上梓している。
InterCommunication第49号に於ける藤幡正樹の発言によれば、 《「面白い/つまらない」ということには興味がな》く、《「美しい/美しくない」という価値判断のほうが重要だ》と言っていたそうである(p.076下段より引用)。
4/23(火)18時35分から 小林康夫、船曳健夫、國分功一郎 すべてが変わる、大学も変わる、では、どのように? 『知の技法』(東京大学出版)刊行30周年記念トークセッション 東大生協 駒場書籍部 https://www.utcoop.or.jp/news/news-87232/ 知の技法: 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト 東京大学出版会 Amazon 知の論理 新装版 東京大学出版会 Amazon 知のモラル 新装版 東京大学出版会 Amazon
【『知の技法』 刊行30周年記念イベント!!】小林康夫×船曳建夫×國分功一郎 トークセッション───すべてが変わる、大学も変わる、では、どのように? ■4月23日(火) 18:15~19:45 ■東大生協駒場書籍部 www.utcoop.or.jp 知の技法: 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト 東京大学出版会 Amazon 知の論理 新装版 東京大学出版会 Amazon
今更ながら、昨年読んだ本をまとめました よろしければ 漫画 『靴の向くまま(1)-(2)』 みやびあきの 講談社 『税金で買った本(1)』 原作 ずいの 漫画 系山冏 講談社 『月刊少女野崎くん(15)特装版』 椿いづみ スクエア・エニックス 『ばらかもん(1)-(3)』 ヨシノサツキ スクエア・エニックス 『ハクメイとミコチ(8)』 樫木祐人 KADOKAWA 『メンタル強め美女白川さん(1)』 獅子 KADOKAWA 『気になっている人が男じゃなかった(1)』 新井すみこ KADOKAWA 『きょうの猫村さん(1)-(3)』 ほしよりこ マガジンハウス 『喰う寝るふたり 住むふたり 続(4…
今日も今日とて、ぼくは図書館に行ってそこで2冊本を借りた。谷崎潤一郎が記した恋文(ラブレター)を集成した『谷崎潤一郎の恋文』という本と、あとはふと見つけた哲学書の小林康夫『存在とは何か』という本だ。その後、イオンに行ってそれらを読んでみようとした。こうした本を眺めていると、ぼくがいったい何に関心を持っているかわかってくる。いや、これはあまりにも思慮に欠けた物言いになるけれど、でもたぶんぼくはいま「女性とは謎だ」とか「世界とは神秘そのものだ」と考えているのかなと思えてきた。Discordでぼくはこんな質問を見かけた。いわく、「どうして哲学を学ぶのですか」という……これは興味深い質問だ。ゆえにぼく…
1/16 日中は仕事、夜は読書と料理。仕事といっても次のプロジェクトが決まるまではお勉強の時間なのであれこれお勉強をして定時で切り上げ。何を読もうかしらと考えた挙句、結局小林康夫の『存在とは何か』の続きを読み進める。3、4、5章と読み進めたわけだけれど、結論からいうとよく分からない章であった。存在論を考える際には人文学の見ている世界だけでは不十分で自然科学の見ている世界を考慮に入れなければいけないということで人文学的な考察と自然科学(へ)の「解釈」を繋げようとするわけだが、私にはうまくいっているようには思えなかった(これは「失敗している」と言っているわけではなく、私にはよく分からなかっただけ。…
1/15 年末にある程度積読を消化した。ヴォネガットの小説およびエッセイと横尾忠則の新書を中心に読んだ。どちらも私の好きな「山田玲司のヤングサンデー」という番組を見て興味を持ったのだけれど、読んでみて大正解であったようにおもう。横尾忠則さんの著作は創作活動と死について(ということは同時に生についてでもある)が主題であることが多く、ヴォネガットの作品もまた自由意志の問題を取り上げつつも生と死について書かれているように感じた。(生と死について考える)ついでなので前から読みたかったネーゲルの『コウモリであるとはどのようなことか』を購入しておいた。他者問題を考えるときに必ずといってよいほど言及される著…
五時四十分起床。相変わらずの頭痛、鼻水、鼻詰まり、咳。深夜に苦しくて何度も目覚めたが、発熱はしていないようだ。起きてみると喉の痛みは昨日よりは若干マシになっているのに気づいた。ひとまずいつも通りに身支度などを済ませ、ヨーグルトとフルグラで朝食をとった。能登の地震のその後もチェック。 少し睡眠もとってみたが、もう眠る必要はなさそう、とうい感じだったので、起きてのんびりと本を読んだりタイムフリーで「深夜の馬鹿力」を聞いたりして過ごした。 夕方、今度は羽田で航空機同士の接触事故。今年の正月はどうなっているんだ、と誰もが思うことを思い、同じように心を痛めた。 読書は長瀬海「僕と「先生」(3)」(「群像…
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします……と言っていられないほどの災害が起きてしまった。能登の大地震と津波。被災地の皆様、なんとか乗り切ってください。 五時四十分起床。体温は36.8度。やや高めだが微熱ではない。大丈夫かな、と動物たちの世話やら洗い物やら掃除やらをこなし、新聞のチェックと切り抜きを行い、雑煮を食べたりとそれなりに元旦らしいことといつも通りのこととを織り交ぜてこなしていたのだが、夕方に念入りなストレッチをした後あたりから熱が再発、37.5度まで上がった。またひたすら眠ることにした。気管支炎と副鼻腔炎の症状が出ているので、発熱の原因はコレじゃないかな。ま、程…
1. Cassirer, Ernst(1997)『人間 : シンボルを操るもの』宮城音弥訳, 岩波書店. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA3090251X 2. Easty, Edward Dwight(1978)『メソード演技』米村晣訳, 劇書房. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN02773090 3. Evlampiev, I. I.(2022)『ロシア哲学史 : 「絶対者」と「人格の生」の相克』下里俊行, 坂庭淳史, 渡辺圭 他訳, 水声社. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BC14365403 4. Fischer-L…
※年の後半に仕事を休んだので、本は例年になく多く読んだ。どう分類するかは、難しいが、自分の興味を探ることでもある。 <科学系 総合的> ★初めて語られた 科学と生命と言語の秘密/松岡正剛✕津田一郎 ★時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙/ブライアン・グリーン ★因果推論の科学/ジューディア・パールほか ★減速する素晴らしき世界/ダニー・ドーリング <人文系 総合的> ★資本主義のその〈先〉へ/大澤真幸 ★存在とは何か 〈私〉という神秘/小林康夫 ★訂正可能性の哲学/東浩紀 ★万物の黎明/デヴィッド・グレイバーほか ※途中 ★死の講義/橋爪大三郎 ★鳥人大系/手塚治虫 <哲学> ★心と…
仏哲学者・小林康夫の短いながらも鋭い写真論「光・顔・時間ーー写真は截断する」(『身体と空間』)を紹介する(注1)。 この7ページほどのテクストはある作家や作品を具体的に取り上げた批評というより、写真の存在論とでもいうべきものである。「あるいは写真とは、本質的に不幸なものなのではないか」。はじめにそう問いを投げかけてから小林は論を進めていくのだが、しかしすべての「楽しい写真」を否定しようとしているのではなかった。その楽しさは、「それ[写真ーー引用者]が指示している過去の出来事」によって喚起されているだけで、そもそも写真自体については誰も語っていないのではないか。つまり、「写真は孤独なのである」。…
替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方作者:国分峰樹フォレスト出版Amazon すぐに役立ちそうな知識(使えそうな知識)を吸収しようとする 年収をアップさせるために勉強する 過去の実績や経験に価値を置いている 仕事に直結する専門分野しか目に入らない この4つは、著者が考える「専門性がなかなか身につかない理由」である。言わんとすることはわかる。要するに、安易な学びからは安易な結果しか得られないということなのだろう。一方で、「専門性を身につける」ためのスキルや方法論というものは存在し、型化されていると著者は説く。それを解明するために本書が書かれているのだが、著者が最も強調しているのは「専…
人類がここまで文明を発達させてきた大きな理由の一つが「学び」でしょう。学び、他人に伝え、改良が加えられます。それを学んだ人がまた工夫をし、螺旋階段を上るようにゆっくりと変化していきます。 人間には学ぶことに対する喜びが備わっています。方っておけば自ずから学びます。 他人から強制されて学ばなければいけないことほどの苦痛はありません。子供たちが自由に学ぶことのできる社会をつくるのは大人の義務です。 中学生、高校生向けの授業を基にしたものが活字になりました。何のために学ぶのかがテーマです。 個性的な講師7名が若い人たちにエールを送ります。詰め込むのではなく、思考力を高めることを推奨します。時には失敗…
1. 『20世紀への問い』(2000), 岩波書店. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA48871154 2. Coulter, Jeff(1998)『心の社会的構成 : ヴィトゲンシュタイン派エスノメソドロジーの視点』西阪仰訳, 新曜社. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA34939511 3. Duvignaud, Jean(1997)『俳優』渡辺淳訳, 法政大学出版局. https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN15685906 4. Foucault, Michel(2020)『監獄の誕生 : 監視と処罰』田村俶訳, 新潮社. …
コメント返し アンナ・アトキンスとサイアノタイプ Anna Atkins's cyanotypes: the first book of photographs | Natural History Museum プルシアン・ブルー(ベロ藍)について ヘンリー・D・スミス「浮世絵における〈ブルー革命〉」(『浮世絵芸術』 no. 126 (1998), pp. 3-26) 紺青 (色) - Wikipedia 青色の長い旅:フェルメール、伊藤若冲、サイアノタイプ | 東京オルタナ写真部 Tokyo Alternative Photography 小林康夫『青の美術史 (isの本)』 ミシェル・パス…