サンデーGXコミックス版「新暗行御史」を原作とした、日韓合作劇場アニメ化作品。
2004年12月4日公開。
新暗行御史 サンデーGXコミックス
尹仁完(著),梁慶一(作画)
物語の舞台は、聚慎(ジュシン)という国が滅んだあとの殺伐とした世界。聚慎には暗行御史(アメンオサ)と呼ばれる地方の悪政を糾弾する隠密の特殊官吏がおり、国が滅んだ後も暗行御史の一人「文秀(ムンス)」は浮き世をさすらいながら、密かに活動を続けていた。文秀はかつて聚慎の将軍を務め、国王の親友でもあった人物で、国が滅んだ原因は彼にもあるようだが、その経緯や彼の過去は謎のまま。唯一確かなのは、彼が幽幻兵士(ファントムソルジャー)を操る究極の3馬牌(マハイ)を持つ暗行御史であるということ。 彼は3馬牌を操りながら、護衛の敏腕スレイヤー「山道(サンド)」と従者「房子(パンジャ)」とともに、各地の悪政に立ち向かう。
韓国の古典「暗行御史」や「春香伝」に取材している。
普通に日本語で読めば「あんこうぎょし」だと思うが、韻を優先させたのだろう。また、日本の読者の理解を助けるために「水戸黄門のような話」と説明しているが、どう考えてもそれは違う(笑)。強いて言えば、柳生但馬守などで知られる「目付」がそれに近い。
井上雄彦がなぜか絶賛している。
→ 新暗行御史