画家。1906年〜1990年 埼玉県出身だが、活動の場は主に関西であった。 1971年に「週刊朝日」で連載開始の司馬遼太郎の「街道をゆく」の挿絵を担当。ダイナミックで力強いその土地の風景で多くのファンを獲得した。 1990年にこの世を去るが、同作の第35巻の「オランダ紀行」では病気療養のため、同行取材ができず、代役を立てようとしたが、その際に代役を立てず、司馬遼太郎がスケッチした挿絵でピンチを乗り切った。余談だが、同作の第37巻の「本郷紀行」からは、安野光雅が担当した。
府庁本館活用事業・ひょうたんから独楽(こま)劇場「能 羽衣」鑑賞会の後、大阪府庁本館見学会です。 現在の府庁本館は三代目で、大阪城西側にあった陸軍用地の払い下げを受け1926年10月31日に完成しました。 建築設計は懸賞募集による全国からの81通の設計コンペで平林金吾・岡本肇両氏の共同設計が採用されました。 とパンフレットに有り、総工費384万2600円は、当時の大阪府一般会計の年間予算規模の約18%に当たる大事業だったそうで、現在でも本館として使用されている全国一古い都道府県庁舎でもあるそうです。 府庁本館5階の「正庁の間」から2階に下り、中央の吹き抜けから「大阪府議会」議場見学に向かいます…
まずは、画家の安野光雅さんのことから書き始めたい。 先週、古書店で安野さんの画集『オランダの花』を見つけた。奥付を確認すると「1988年発行となっている。ワシャは安野さんの本はけっこう所蔵していて、1977年に出版された『旅の絵本』シリーズとか、『安野光雅の画集ANNO1968~1977』などが書棚に収まる。たまたま『オランダの花』(朝日新聞社)は持っていなかった。朝日新聞だから買わなかったということではないですよ(笑)。 この本、絵とエッセイが組み合わさっていて、とても内容の濃い本となっている。ちょっと高かったけど速攻で購入しました。 安野さんの絵といえば、ワシャ的には司馬遼太郎『街道をゆく…
ところで… 今回、行先は母ちゃんの希望で決めたんだけどね…。松山ならばと…父ちゃんも行きたい場所があった。(たくさんあるけど『ここだけは』っていう場所) それは松山からJRで1時間程の「大洲市」。司馬遼太郎のライフワークだった「街道をゆく」の第14巻は「南伊予・西土佐の道」で、この巻が週刊朝日に掲載されたのは1978年の9月から12月にかけてのことなのだが…。 「街道をゆく」はどの巻も味わい深いけれども、四国、とくに伊予国(愛媛県)は司馬さんの「愛情」が格別に深い土地のように、父ちゃんには感じられる。この巻の冒頭は、正岡子規の舎弟ともいえる高浜虚子の「子規居士と余」という本の引用で始まるのだが…
" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">読んだ。(見た) #お水取り 入江泰吉作品集 #入江泰吉 #三彩社 入江泰吉さんが1967(昭和42)年頃に撮影した修二会の写真が92ページまで、 そこからお坊さんや識者の方達による修二会の説明、スケジュール、お経などについてのくわしい説明が142ページまで、 さらに9人の方達の「お水取り拝観記」など、183ページまである。 1969(昭和44)年に発行された33.5×26.…
山本弘年譜 (2023.4.9作成) これは昨年9月から開かれた山本弘展(東御市立梅野記念絵画館)の図録のために私が作成した年譜である。 1930年(昭和5年)0歳 6月15日 長野県下伊那郡神稲村(現豊丘村)供野に山本里二と千春の次男として生まれる。兄に2歳上の昭三、妹にみち子、久美子、弟に武夫がいる。 1935年(昭和10年) 5歳 家族とともに長野県飯田町へ転居。 1937年(昭和12年) 7歳 飯田市立追手町小学校浜井場部入学(4月1日、飯田市制施行)。 1943年(昭和18年) 13歳 飯田市立飯田小学校高等科(現東中学)入学。 1945年(昭和20年) 15歳 飯田市立飯田小学校高…
奈良盆地を車で走ると憂鬱になる。車窓に過ぎる風景が醜悪すぎるのである。 1960年代の高度経済成長の入り口にあったとき、無秩序な開発が進行することを懸念して、京都や奈良の歴史的風土の保存が問題になった。それは「古都保存法」や「明日香法」の成立となり一定の成果はあったが、抜け道が多く、適用範囲も点にすぎなかった。 司馬遼太郎は71年に発表した「街道を行く 竹内街道」で、「この日本でももっとも汚らしい県のひとつになってしまった風景」と奈良を評した。司馬は母の実家が今の葛城市にあり、幼少のころはそこで過ごすことが多かった。そこで記憶に焼き付いた風景との変わりように衝撃を受けたのだろう。同行していた須…
2023/11/23 センチメンタル・ジャーニーをした昨日 ステキなおまけをも、付けたんだよ 埼玉県立近代美術館 そう、北浦和の駅前に在ったあれ 私がいたころは埼玉大の敷地だった 入れ違いに建ったのでまだ足を踏み入れたことがない この寄り道がステキなプレゼントになった 司馬遼太郎さんの挿絵で知っていた 須田剋太さんの油絵を何点か見ることが出来たし その絵は魅力的だったし、もうひとつ 初めての画家さんの絵に引き付けられた… 「あーいい!」と思ったのでそばにいた職員さんに 「写真撮ってもいいですか?」 「ここにある作品は皆大丈夫です!」笑顔で 瑛九さんという方の田園という絵でした いいですよねぇ~…
東京京橋のギャラリー川船で「歳末入札展示会」が始まった(12月9日まで)。 入札の方式は「二枚札方式」、これは入札カードに上値(上限)と下値(下限)の二つの価格を書いて入札するもの。他に入札者のない場合は下値で落札する。上値が同額の場合には下値の高い入札者が上値で落札する。上値と下値の間に他の入札者の上値が入った場合には、上値の高い入札者が上値で落札する。下値が他の入札者よりも高い場合は下値で落札する。上値、下値が同額の場合は抽選となる。 落札価格に別途消費税がプラスされる。 なお、最低価格が設定されているので、その価格から入札することになる。入札の最小単位は100円となっている。 主なものを…