1962年4月、三人の会から刊行された青柳希世子、浅見圭子、寺尾知江子の合同詩集。 五時に行きますから、と電話がかかってきたら、きちんと五時に二人がやってきた。もう一人は群馬に行ってしまったので東京には手がとどかない。詩にもでてくる「ポンブラン」という店で三人の原稿を読んだ。なじみの深い詩がいっぱいあった。 この三人は、すでに四、五年ぐらい詩を書いているのではなかろうか。最初のころのグループの人たちは別れ別れになり、結局三人だけがのこった。このことは何でもないようでいて、たいへんなことだと思う。詩の神さまは、詩の好きな人たちのために、テーマと力をあたえてくださるようだ。そして彼女たちは、笑った…