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太田水穂

(読書)
おおたみずほ

歌人、国文学者。

1876年生まれ。長野県出身。本名、貞一。
教職を経て、上京。
1915年、『潮音』を創刊。
1939年、鎌倉移住。1955年、死去。墓は北鎌倉の東慶寺。

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満天星/ドウダンツツジの花を詠んだ短歌  鎌倉妙本寺には,かなり大きなドウダンツツジがあつて,今,満開.漢字には灯台躑躅と満天星がありますが,花の時期には満天星が似合います.「霊水ががかかって壺状になり,満天の星のように輝いたという故事」に由来す漢字とのこと. どうだんの花のこぼれのしろじろと月夜になりし庭松の露 太田水穂  春梅雨(はるつゆ)の止むとしもなき満天星のうつむく花に明らけく降る 福田たの子  筒花(つつばな)のうすべにに垂り花ゆれゆれて水の辺さらさどうだんの夢 加藤克

昨日は,鎌倉での所要のついでに,妙本寺まで足を伸ばしました. ソメイヨシノ,カイドウの花は終わっていましたが,4月5月の妙本寺の楓の新芽はとても美しくて大好きです. ヤマブキが所々に咲いていて,日蓮上人像横の灯籠を飾る八重の花は,とても鮮やか. この日,一番華やかで目立っていたのは,本堂横の八重桜.かなりの大木です. シャガ.何年か前は,本堂脇に群生していたと思うのですが,今は,本堂から鐘楼にかけての道沿いに沢山花を咲かせていました. 所々でみかけた,様々な色合いのツツジ.今年はツツジの開花が早いように思いますが--- そして,満開のドウダンツツジ. 漢字には灯台躑躅と満天星の二つがありますが…

妙本寺の春/海棠を読んだ短歌  午後,嵐となる前に,霊園と,鎌倉妙本寺へ参拝.妙本寺では,レンギョウ,ツツジ,楓の若葉が楽しめました.そして桜が開花!そして花海棠も!  今日もまた海棠の実を啄(は)みに来ぬい隠れたまへわが帰るまで 良寛  くれなゐの唇いとどなまめきて雨にしめれる花の顔よき 橘曙覧  ともし火の明るき屋に海棠のひと鉢こぞる花のいきざし 太田水穂  はろばろとなりゆく人か海棠の花咲きそめし庭にわかるる 岡田弘彦

このブログを書いている今,硝子窓に風が吹き付けてマンションにもすきま風が.このところ,このような天気が続き,桜の開花も遅れるばかりですが--- 午後,嵐となる前に,春のお彼岸には行けなかった霊園と,その帰りに,鎌倉妙本寺へ参拝.どちらでも春の花を楽しむことができました. 今日行った霊園は,鎌倉と横浜の間の鎌倉霊園. とても大きな霊園ですが,よく整備され,道路脇には椿や桜,コニファーが植樹されていて落ち着いた雰囲気を演出しています. 少し奮発して,デンドロビウム入りの花束をお供えしてきました. 墓石の隙間にスミレ! 昨年も見た気がします.どなたかが植えたのでしょうか?思わぬ所に咲いているスミレは…

鷺を詠んだ短歌1 正月の源平池には観光客の鯉用の餌を目当てにカモメがやって来ますが,大晦日,由比ヶ浜で出会いました.サギの仲間は田んぼや河で餌探しをするものだとばかり思っていましたが,海岸でも餌探しをするとのこと.  池神の力士舞かも白鷺の桙啄(く)ひ持ちて飛び渡るらむ 長忌寸意吉麻呂  夕立の雲間の日かげ晴れそめて山のこなたを渡る白鷺 藤原定家  秋ちかき月夜の空に声ほそく五位鷺啼けばそよぐ木々の葉 四賀光子  雲ひとひら月の光をさへぎるはしら鷺よりもさや 太田水穂

能登半島大地震で幕を開けた2024年の三が日が終わろうとしています.倒壊家屋の下には,まだ多数の被災者が--- 夕方鶴岡八幡宮へ. 源平池の鴨は,いつもより少ない---夕方だったせいかもしれません.例年,昼間に来ていたときには,鴨に加えカモメも沢山来ていましたっけ. 源平池には観光客の鯉用の餌を目当てにカモメがやって来ますが,大晦日,由比ヶ浜で遊ぶコサギに出会いました. 遊ぶというのは申し訳ない言い方ですね.サギの仲間は田んぼや河で餌探しをするものだとばかり思っていましたが,海岸でも餌探しをするとのこと. コサギ サントリー「日本の鳥百花」 https://www.suntory.co.jp/…

山茶花を詠んだ歌 鎌倉源氏山公園〜葛原岡神社へ行って来ました.出会った秋の花・実は,ミズヒキ,イヌビワ,返り咲きのソメイヨシノ,ホトトギス,ヨウシュヤマゴボウ,ヤブミョウガ,クサギ,そしてサザンカ. 人いゆき日ゆき月ゆく門庭(かどには)の山茶花の花もちりつくしたり 佐佐木信綱  山茶花の白きを愛づるこの園にわれを怖れぬ山鳥のこゑ 斎藤茂吉  山茶花のはな散りすぎて,/庭のうへに/あたる日の色/濃くなりにけり 釈迢空  散る花のうへにまた散る山茶花のいまだ暮れざる夕暮れの時 佐藤志満

鎌倉源氏山公園・葛原岡神社へ行った来ました. 山道にかかる前のお宅の美しい花たち. キバナコスモス,コスモス,センニチコウ,ブーゲンビリア,ダリア 山道に入ると,ミズヒキ,イヌビワ,ツワブキ,ツルドクダミ. 源氏山には,名札のつけてある木もみられます. 葛原が岡神社は,明治時代に創建された,後醍醐天皇の側近・日野俊基を祀る神社です. お社の前のソメイヨシノが美しくさいていました.見事な返り咲き. ホトトギスがとてもかわいらしくきれいに咲いていました. ヨウシュヤマゴボウ,ヤブミョウガ,そしてクサギ.鎌倉の山でとてもよく見かける花,実. 源氏山は椿が多い公園ですが,今咲きはじめているのはサザンカ…

大仏のギンモクセイは,今年は?  大仏まで,沿道のお宅の花や実を眺めながら,佐助,大谷戸を通って散歩.春に比べ花は少なめですが,様々な実を楽しむことができるのが秋.トキワサンザシ,イヌホウズキ,ダイダイ,ソヨゴ(?),ノブドウ.そして,モッコクの実にはリスが! 樹洞が大きく開いてしまった大仏のギンモクセイ.しっかり花を咲かせていました.  木犀の金より銀に咲き移る季(とき)を恋ふるはわれから妖し 三国令子  木犀の香りにふりむく坂道に/二十の景色/モノトーンとなる 俵万智

今日の鎌倉は,やや雲が多く,また,昨日に比べると気温も低かったものの,過ごしやすい1日でした. 大仏まで,沿道のお宅の花や実を眺めながら,佐助,大谷戸を通って散歩. キンモクセイを足場に巣をはったジョロウグモ. ノボタン,マリーゴールド,キバナコスモス,シュッコンアスター. ダリア,ルリマツリ,シュウメイギク. 春に比べ花は少なめですが,様々な実を楽しむことができるのが秋. トキワサンザシ(多分). イヌホウズキ. ダイダイと鑑賞用トウガラシ. ソヨゴ(?) ノブドウの実は,まだ色づいていませんでした. モッコクの実. なんと,タイワンリスが,実を食べにやって来ていました! 大仏に到着. 与謝…

十五夜・名月を詠んだ短歌  今日,陰暦8月15日はお月見の日.平安期に唐の風習が定着し,江戸時代に一般庶民に広がりました. さやかなる影にてしるし秋の月十夜(とよ)にあまれる五日なりけり 西行  十五夜の月は生絹の被衣(かつぎ)して男をみなの寝し国をゆく 若山牧水   名月は今宵なりけり曼珠沙華あらんかぎりの花競ひ咲く 尾山篤二郎  名月の夜ぞと野草を摘み溜めて少女もちきぬわが病室に 初井しづ枝  樟の木の影より歩み出づる背をたしかに見たり葉月十五夜 永井陽子

今日は,十五夜. 陰暦の15日は,どの月も満月の夜になりますが*,十五夜と言えば陰暦8月15日を指すのが一般的. *実際にはずれる場合が多いが,今年は一致. 中国では「中秋節」として国民の祝日になっています. ちゅうしゅうせつ【中秋節】 世界大百科事典 https://kotobank.jp/word/中秋節-97259 中国では,古くから観月の習慣はあるが,中秋のそれに固定化したのは唐代以後. 初めは月を眺めながら酒食を楽しむにすぎなかったが,元・明時代,月を祭るようになったらしい.清代では,元旦・端午とともに三大節として重視された. 全国で大々的に祝われ,この時,必ず食べられるのが月餅との…