韓国政府の対北朝鮮政策。
北朝鮮の頑なな態度を改めさせるためには、圧力ではなく温情が必要であるとするものであり、対立するよりも人道的・経済的援助や文化的交流(観光等)を深めることで、将来の南北統一を図ろうとする政策。金大中政権により始まり、盧武鉉政権もこれを引き継いでいる。
この政策に関連して行われたことは南北首脳会談や、現代財閥による金剛山観光事業、北朝鮮へのコメ支援などがある。 消極的なものとしては、北朝鮮による韓国人拉致疑惑(一説には数百人に上るとも)をあえて追求しないなどの措置も含まれる。
それまでの対北政策とはまったく異なった政策であったため、国内および世界からしばしば非難を浴びたが、現在、韓国においては若い世代を中心に、この政策をむしろ支持する人が多い。
イソップ童話『北風と太陽』にちなむ