日本の文部科学省所管の財団法人。。大学基準などの各種の基準を制定し、それらを適用して会員大学の認証評価を行っている。東京都新宿区に事務局がある。 1947年に新制大学の設立規準を制定する民間専門団体として国公私立大学46校が集まり結成。1959年に財団法人となる。2004年に大学の認証評価機関となる。2007年に短期大学と法科大学院の認証評価機関となる。2008年に経営系専門職大学院の認証評価機関となる。
今日は午後からほぼほぼ4時間に亘って、大学基準協会が主催する大学評価者セミナーでした。大学評価の担当委員は受講が義務づけられており、僕は4年目4回目となります。 このセミナーを受けると、今年度の評価業務がいよいよ始まるなーという感じです。評価を受ける側はもちろん大変ですが、評価者側もこれから半年以上かけて評価業務に臨むことになります。 他方で、こうした機会に最新の動向や状況を押さえることが出来るので、それはそれで勉強になります。もちろん、自大学も評価を受ける立場なので、どこがポイントになるのかをいち早く知ることが出来るので、本務校に活かすことも可能です。 早速、セミナー中に大学執行部や評価関連…
何とか2週目を乗り切りました。喉を酷使してるので、少々炎症が気になりますが。 水曜は夕方から所属する教育開発支援センターによる新任教員研修がありました。毎年学長、副学長が来てくれて最後まで参加してくれるのは有り難いです。これだけの規模感の大学ではなかなかないと思います。 終了後は学内のレストラン「チルコロ」で、コロナ禍で止まってしまった4年ぶり(僕は初めて)の懇親会でした。特に、個人的には外国語学部と総合情報学部の先生とめっちゃ話し込んで、とても楽しい時間となりました。 木曜は担当科目「サービスラーニング(自治体との連携:吹田市)」の2回目があり、大学と吹田市を繋いでくれている吹田市シティプロ…
今日は朝一でモカちゃんをトリミングサロンに連れて行って、急ぎ大学へ。大学基準協会の出向から戻ってきた職員を含む企画管理課の方々への相談対応。2025年度、認証評価第4サイクルの1巡目に受審する本学にとって、今年度は大事な1年。 僕自身、基準委員会や分科会の委員を務めていることもあり、文教政策や他大学の動向も踏まえつつ、本学でどのように進めていくかなど、ディスカッション。さぁ、どこまで行けるかな。 終わって、地域連携センターに移動して、今年度のソーシャル・アントレプレナーシップPGの全体計画について、学外の参画企業のみなさんを交えてのディスカッション。運営体制や学生と地域課題のマッチング、大人や…
文科省や大学基準協会といった文教政策等へのコミットメント,複数の学会役員といった研究面でのコミットメントに加え,昨年度からコミットし始めたアントレプレナーシップ教育も今年度引き続き動いていきます。 それらに加えて,今年度より2つの高等学校の探究学習に参画することとなりました。中等教育については,2015年以降,中等教育へのアクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)の導入を契機に指導等で関わるようになり,東山中学・高等学校には教育顧問として長らく携わってきています。東山ではALの全校展開を始め,正課外活動も含めた学校全体のディベロップメントにコミットしているわけですが,今回は探究学習が中心…
エイジズムとは エイジズムの定義と歴史 肯定的なエイジズム エイジズムの背景 年齢に関するステレオタイプの具体例 ステレオタイプが生まれるメカニズム エイジズムの具体例 労働市場におけるエイジズム 広告やメディアおけるエイジズム その他、日常に潜むエイジズム エイジズムの問題点 エイジズムによる人権侵害 エイジズムによる世代間の分断 エイジズムの対策 年齢によるステレオタイプや偏見、差別を見直す 法律やガイドラインの制定 まとめ 2023年、日本の高齢者(65歳以上の人)が総人口に占める割合は29.1%と、世界でもっとも高い。また80歳以上人口の割合は今年初めて10%を超え、10人に1人が80…
大学基準協会より2023年10月16日第4期機関別認証評価の大学基準や評価項目が公表されました。 7年に1回の認証評価ですが、大学基準協会が第4期に入るのがはやく、聞く限りは評価団体によっては大学基準協会の動向を伺っているところもあるようです。 今回は大学基準や評価項目・評価の視点から、大学として確認・検討したほうがいいことをメモ書きとして残しておきます。 なお、取り組んでいない場合に時間や投資が必要なものを記載するようにしています。 基準1 理念・目的 基準2 内部質保証 3.教育研究組織 4.教育・学習 5.学生の受け入れ 6.教員・教員組織 7.学生支援 8.教育研究等環境 9.社会連携…
high190です。 最近はアフターコロナになって人と会う機会が増えたように感じます。よく知る人との再会を喜び、語り合う中で人間は社会的な動物なのだなと改めて感じているところです。さて、久しぶりのブログ更新です。少し前ですがとても面白く読んだ論稿がありました。株式会社立大学のデジタルハリウッド大学の創立から関わった方が、振り返りを含めて書かれたものです。大学設置認可制度に関わる者として、非常に興味深く読むとともに、「大学」に勤める人にとって「社会」とのギャップを認識する上で有用なのではないかと思い、ブログに書いてみようと思います。ここでは筆者の関心に沿って大学設置認可制度、認証評価等に関わる部…
8月に入り,授業も終わり(採点はあるけど),会議等本務のウェイトが大きく下がる中,研究活動・学外活動が本格的に始まります。頭の中がごちゃごちゃなので,自分のためにも整理しておこうと思います。 <8月上旬> 8月上旬の目玉はなんといっても「関大ソーシャル・アントレPG(通称,アボカドPG)」のキックオフイベント(8月8日@関大梅田キャンパス)です。 いよいよ,当該プログラムがキックオフを迎えます。最終,定員を超える「50名(外的28名,内的22名)」の学生が申し込んでくれました。1年生から大学院生まで,ほぼ全ての学部からエントリーがあり,また,受講動機などを見てもみんな意欲的で,みんなに会えるの…
日本大学さんでは林真理子さんの新体制が発足して1年となりました。良い機会ですので、外部からの目で忘れず取り上げてみたいと思います。一応、筆者は林さんを応援しています。 ランキング参加中高等教育 日本大学さんは良くなった? ー大学創設以来もっともマトモな執行部の誕生?ー 筆者の印象では、新執行部の皆さまは、健全な大学経営に向けて頑張っていらっしゃるように感じられます。2023年4月には、『令和5年度新生日本大学推進に関する理事長メッセージ』『令和5年度日本大学教学推進に向けた学長メッセージー計画を迅速かつ適切に実施ー』『日本大学ダイバーシティ推進宣言』等々過去と決別したことを感じさせるコメントが…
大学通信課程の学生が通学課程の対面授業こそ大学の授業だと信じ込むのは当然のことです。大学通学課程を卒業した研究者が通信課程で教えることになれば、自ら受けた通学課程の授業をもとに通信課程の授業を考えます。ですから、通信課程で望まれる授業は通学課程の授業の再現ということになり、通学課程の授業を通信課程でも実現したければ、両方の課程に共通するスクーリングがその鍵になってきます。そこで、通信教育とスクーリングについて私の経験を述べてみます。 大学基準協会が1947年12月に決めた「大学通信教育基準」に基づき、大学の通信教育が始まりますが、私のいた大学の通信教育課程は1948年にスタートします。1947…
大学に通学と通信の両方の課程があると、それら二つが重なる部分を通じて、同じ教育内容が提供できるか否かに教員と学生の関心が自ずと集まります。二つの課程が重なる部分となれば、その代表はスクーリング。それを中心に通信教育について考えてみましょう。 大学基準協会が1947年12月に決定した「大学通信教育基準」に基づいて大学の通信教育が始まりますが、慶應義塾は大学の通信教育課程を翌年1948年にスタートさせます。1947年は私の生まれた年ですから、ほぼ同じ年齢です。慶應義塾の通信課程は私のように老いることなく、変貌を続けています。大学通学課程と併設されている通信課程であるからこそ、通学課程にできるだけ近…
18歳人口減少どころか、近年は出生者数80万人という状況に大学はどのようにして生き残りをかけて勝負するかが問われています。 一方、様々な大学をまわっている取引先の営業の方とお話をすると、令和5年度の入学者数が定員をわっており厳しい大学も少なくないと聞きます。 大学は収容定員充足率が今は問われますが、一度下り坂を転げると上がることが難しい状況にあり、令和5年度には募集停止とした大学もいくつかありました。 さて収容定員充足率が一定以下だと、一部ペナルティがあります。それなら「収容定員を減らせばいいじゃないか」と思うこともあるでしょうが、なかなかそうもいきません。 今回は収容定員未充足と今後の大学に…