吉野ヶ里遺跡公園の見学を終えて、佐賀市内で夕食をとり、武雄温泉を目指す。嬉野温泉という選択肢もあったが、より落ち着きのある武雄温泉に宿泊することにした。日もすっかり暮れたころに到着。宿は多喜男温泉尾ランドマークとなっている楼閣からすぐの街角にある。コロナ禍以降は宿泊のみで営業している老舗の「京都屋」旅館。チェックインをすまし、部屋へと向かう前にロビーに展示されている大正ロマンを感じさせる古い貴重なオルゴールやレコード、西洋の人形をはじめ様々な調度品を一渡り眺めてみる。落ち着いた雰囲気が日常とは異なる世界へのいざない旅愁を感じさせる。 用意されていた部屋は4人まで泊まれる和室。どういうわけかこの…