いつものように、こじんまりした《詩をたのしむ》いつものように、すてきな詩に出逢えた二日前の読書会。 きりりんさんが紹介してくださったのは『せんはうたう』(詩・谷川俊太郎/絵・望月通陽/2013) 谷川恵さんがひとりで始められたという「ゆめある舎」小さな出版社の最初の記念すべき1冊だそうです。 各ページが二つ折り、その内側一面がブルーです。美篶堂さんによる手製本は、宝物のよう、瀟洒なケースまでついて、谷川賢作さんの曲の譜面が印刷された優しい手触りの青いカバーを纏っているのです。 25枚の線画のイラストに谷川さんの短い詩。濃いブルーの絵と詩がよりそい、響き合いながら美しいメロディーを奏でます。 「…